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2014年8月 3日 (日)

本音のコラム 2014/8/3

 

電気料金の値上げをちらつかせて再稼動か・・・
引用書き起こし開始。 

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【本音のコラム】 電力と権力  山口二郎 


このところ、原発再稼働に向けた動きが急である。原発依存度が40%を超えていた北海道電力は、経営悪化を理由に2年連続の料金引き上げを申請した。そして、泊原発が再稼働すれば、引き下げると言う。経済産業省の対応はまだ明らかではないが、料金引き上げが嫌なら原発再稼働を認めろというふざけた言いぐさを許すのだろうか。 

経済学者の大島堅一氏が明らかにしたように、今までの電気料金は原発のコストを正しく反映していない。原発による電気が安いというのは、廃炉、廃棄物処理、事故の際などの費用を除外している。今は安いように見えても、いずれは高いツケを払わされるのが原発である。
 

電力の安定供給のためには電力会社に何らかのてこ入れをする必要があろうが、目先の料金だけを見て再稼働を決めるのは歴史に残る愚作となるだろう。将来の日本でどのように電力を供給するか、広い視野で議論しなければならない。
 

電力会社をめぐっては、関西電力が歴代の自民党政権の首相に巨額の献金を行っていたことが報じられている。また、東京第五検察審査会は福島第一原発事故について、東京電力の当時の首脳の刑事責任を問うべきだと起訴相当の議決をした。電力会社をめぐる法的、政治的問題について、今こそしっかり掘り下げる必要がある。(法政大教授)




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201483日 東京新聞朝刊 29面より 

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