« 気になるニュース 654 | トップページ | 気になるニュース 655 »

2014年8月10日 (日)

本音のコラム 2014/8/10

あ、見逃した・・・これか。
引用書き起こし開始

---------------------------------------------------



【本音のコラム】 国民の生命を守ること  山口二郎


6日夜、NHKで放送された「水爆実験60年目の真実」は、深く考えさせる力作であった。ビキニ環礁での水爆実験による被ばくは第五福竜丸だけでないことは、南海放送の優れた番組で既に紹介されていた。今回のNHKの番組は、同時期に同海域で操業した漁船を追跡し、生存している漁民の被ばく量を調査した。その結果、多くの漁民が被ばくしていたことが分かった。

実は、第五福竜丸以外の漁民も被ばくのデータを明らかにするよう当時の厚生省に要求していたが、一貫してデータは存在しないと言われてきた。しかし、厚生省は被ばく線量を測定し、そのデータを米国政府に提供していたことも明らかにされた。

当時の日本政府は、国民の生命や健康よりも、米国の核兵器開発の邪魔にならないことを優先させたわけである。そして、動かぬ証拠が明らかになっても、政府は被ばくした漁民に対策を講じるのではなさそうである。


こうした歴史を振り返るだけで、国民の生命、安全を守るという政治家の言葉の浅薄さがよくわかる。本当に国民を守りたければ、過去の政府が国民をないがしろにした事実を究明し、国民に謝罪することから始めなければならない。核兵器や原発の問題と、公明正大な情報公開や責任の明確化という作業は相いれないのであろうか。(法政大教授)



Photo_2


2014810日 東京新聞朝刊 29面より

 

« 気になるニュース 654 | トップページ | 気になるニュース 655 »

ニュース」カテゴリの記事

無料ブログはココログ