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2014年7月27日 (日)

本音のコラム 2014/7/27

 

【動画】鶴見俊輔と「思想の科学」 1  2
【動画】丸山眞男と政治学者たち  1  2

EテレとNスペとクロ現だけに受信料払いたい・・・
引用書き起こし開始。 

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【本音のコラム】 敗北を恐れない  山口二郎 



NHKが、戦後史証言プロジェクト「日本人は何をめざしてきたのか」というシリーズを放送している。今月はEテレで「知の巨人たち」と題し、12日は鶴見俊輔氏、19日は丸山真男氏を特集した。いずれも現在の政治を考えるうえで、極めて教訓に富んだ番組だった。 

鶴見、丸山両氏はともに、60年安保で民主主義を守る運動を理論的に支えた。敗戦の記憶も生々しい1960年、当時の市民は平和を守るために街頭に出て自らの思いを社会に向かって主張する方法を体得した。それがデモであった。
 

安保条約の承認自体は国会の多数決で決まる。その意味で、市民の反対運動は敗北する運命にあった。しかし、国会を数十万人の市民が囲んで抗議の声を上げたことで、岸信介首相は退陣に追い込まれ、以後の自民党政権は憲法改正を事実上断念した。
 

法律や条約は国会の多数派が決めるのだから、国会の外で市民が何をしても無駄だと当時の人々が諦めていたならば、岸政権が倒れることもなかったろうし、その後憲法9条は改正されていたかもしれない。
 

負けるとわかっていても、数十万の市民が権力の暴走に対しておかしいと声を上げたことによって、戦後日本の歴史は変わったのである。今もまた、勝ち負けとは関係なしに、声を上げるときである。(法政大教授)
 



Photo

2014727日 東京新聞朝刊 25面より 

 

 

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