« 気になるニュース 604 | トップページ | 気になるニュース 606 »

2014年6月18日 (水)

気になるニュース 605

 

停戦前だと機雷掃海も武力行使なのか・・・
引用書き起こし開始。 

--------------------------------------------------------------- 



*集団的自衛権を基礎から考える 機雷掃海は戦闘行為 



集団的自衛権に関する17日の与党協議では、海にまかれた機雷を艦艇が取り除く「掃海活動」の是非も議論の焦点になった。機雷掃海は、戦闘とは直接関係なく「海の危険物」を集める作業というイメージを持っている人もいるかもしれないが、戦争中なら武力行使そのものだ。認めてしまえば、集団的自衛権で世界中に自衛隊を派遣できることにもつながる。(金杉貴雄)
 


◆反撃
 

「機雷掃海が武力行使なら『武力行使を目的とした自衛隊の海外派兵はしない』とした安倍晋三首相の発言と矛盾している」
 

公明党の井上義久幹事長は17日の与党協議で、首相がイラク戦争や湾岸戦争のような戦闘に参加しないと記者会見で明言したことに触れ、集団的自衛権を使った機雷掃海に意欲をみせる首相の姿勢に疑問を投げかけた。
 

機雷は、水中で船が触れると爆発する武器。戦闘では、幅の狭い海峡などに大量にまき、相手側の艦船が通れないように封鎖する目的で使う。
 

政府は与党に示した集団的自衛権の15事例の中に、自衛隊による機雷掃海も盛り込んだ。中東のペルシャ湾入り口のホルムズ海峡での活動を想定している。海峡に面したイランが2011年、米国との関係悪化から機雷による封鎖を示唆したことがあり、首相らは日本が輸入する原油量の8割が海峡を通過する事実を挙げ、船を守るために掃海活動が必要だと強調している。
 

だが、機雷掃海は停戦前と後では全く性質が違う。停戦後は危険物除去と同じ扱いとなり、日本の海上自衛隊も1991年の湾岸戦争後にペルシャ湾で行ったことがある。
 

これに対し、停戦前の機雷掃海は、設置した相手国への防御力を下げる戦闘行為になり、国際法上は武力行使とみなされる。活動中に地上部隊や戦闘機から攻撃されたり、反撃する場面も予想される。自衛隊員の命が危険にさらされる戦争の一部なのだ。
 

ホルムズ海峡は幅が最も狭いところで33キロ。機雷をまいた国の目の前で「武力行使」をすることになる。
 


◆警告
 

首相は9日の国会で、戦争中の機雷掃海は武力行使と認めながら「受動的かつ限定的で、敵地に攻め込む行為とは性格を異にする」と強調。直接的な戦闘とは一線を引きたい思惑がにじむが、17日の与党協議では疑問の声が上がった。
 

公明党の一人は、湾岸戦争のような戦闘に参加しないとの首相発言と、戦争中の機雷掃海が許されることの整合性に関し「首相は正確に違いを表現できているのか」とただした。自民党側からも「引き続き検討すべきだ」と同調する意見が出て、政府側が説明し直すことになった。
 

公明党は、湾岸戦争ではフランスやドイツ、イタリアでも戦闘中ではなく、事実上の停戦合意後に掃海部隊の派遣を決定したとも指摘。この場合は集団的自衛権を使わずに活動できると主張した。
 

公明党には、原油を積んだ船を守るためという集団的自衛権行使の理由にも異論がある。党内にある限定容認論は、集団的自衛権を認めるとしても「国民の生命や幸福追求の権利が根底から覆される事態」に限り、活動の範囲も日本近海だけを想定しているからだ。首相ができる限り地理の制約をなくそうとしているのではないかと疑い、警戒を強めている。
 



2 Photo
Photo_2


2014618日 東京新聞:核心 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014061802000117.html

 

 

 

« 気になるニュース 604 | トップページ | 気になるニュース 606 »

ニュース」カテゴリの記事

無料ブログはココログ