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2014年6月15日 (日)

気になるニュース 600

 

五輪関連の建設が始まったら生コン以外も・・・
引用書き起こし開始。 

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*生コン不足 作業に乱れ 福島第一 大型工事集中で需要増 



放射能に汚染された水をためるタンクの増設、作業員向けの9階建て休憩所、防護服などの焼却施設…。数々の大型工事が進められている東京電力福島第一原発では、生コンクリートが不足気味で、工事の進み方にも影響が出ている。福島第一が利用できる生コンの業者は限られるうえ、周辺地域では避難住民向けの復興住宅建設なども動いている。供給はぎりぎりの状態が続いている。(片山夏子)
 



■取り合い
 

「キャンセルが出て、生コンが100立方メートル取れた。日曜日は出てくれ」。ある作業員男性は、上司に急きょ週末出勤を求められた。
 

思うように生コンを確保できず、福島第一で作業する建設業者は日程を調整したり、キャンセル待ちをしたりしているという。生コンが足りないときは、増設ペースを落とせない汚染水タンクの基礎工事が優先され、他の作業は後回し。男性は「現場間で取り合いになっている。来週の予定も固まらない」とぼやく。
 

いま福島第一では、タンクの増設やボルト締め型タンクの溶接型への置き換えのほか、コンテナで山積みの使用済みの防護服などを燃やす焼却施設、休憩所、新型除染装置、敷地外でも作業員向けの給食センターといった大型の建設工事が進み、かつてないほど生コン需要が高まっている。
 

工事が集中すれば、作業や車両が現場で互いに邪魔しないよう調整も複雑になる。別の作業員は「工程、工程と言われるが、とても追いつかない」と話した。
 


90分制限
 

安倍政権の公共事業重視の経済政策によって建設資材の高騰・不足が起こり、各地の公共事業で入札不調が相次いだり、震災復興事業に影響が出たりしている。
 

特に生コンはセメントや砂、砂利に水を入れて練り始めると、やがて固まるため、広く各地からかき集めることができない。工場で作ってから90分以内に現場に搬入することがJIS規格で定められている。
 

福島第一へ90分以内に搬入できる生コン業者は、約18キロ南に拠点を置く相双生コンクリート協同組合(福島県楢葉<ならは>町)。
 

さらに南のいわき地区生コンクリート協同組合(いわき市)も可能性はある。しかし、根本一典理事(63)は「非公式に応援要請があったが、とても手が回らない。新設のアパートやマンション、港の復旧工事などで需要は震災前の2.5倍になっている」と説明。事実上、相双組合に限られている。
 

2014年度の生コン需要は、前年度の2倍になる見通しで、需要の急増に間に合わせ、相双組合は約60台だった生コン車を約90台に増やした。太田信孝専務理事(56)は「今春以降、汚染水タンクの増設など汚染水対策の緊急工事で急に需要が増えた。上半期については何とかめどが立ったが、今も本当にぎりぎり」と話す。 


■難しい増産
 

生コンの需給状況について東電の広報担当者は「一時はきつかったが、現在は計画的に進めている」という。
 

しかし、福島第一では今後も護岸付近の埋め立てや1号機の建屋カバーの改造など、大量の生コン需要が続く。
 

相双組合の太田専務理事は「今後、除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設も出てくる。供給能力を増やすしかないと考えている」と話すが、震災前は福島第一周辺に5つあった生コン工場は、うち2つが原発の2キロ圏内で休止している。
 

生コン車や運転手を増やすのにも、福島第一に入る手続きや放射線教育、車の除染をどう円滑に進めるかといった課題がある。
 



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2014615日 東京新聞:核心 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014061502000155.html

 

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