« 気になるニュース 596 | トップページ | 気になるニュース 598 »

2014年6月13日 (金)

気になるニュース 597

 

27年間か・・・
引用書き起こし開始。 

----------------------------------------------------------- 



【別冊 南海日日新聞】 大飯原発差し止め判決 礎築いた伊方訴訟 



関西電力大飯原発34号機(福井県おおい町)の運転差し止めを命じた5月の福井地裁判決は、全国で係争中の原発訴訟関係者に大きな勇気を与えた。その中でも、過去に全国初の設置許可取り消し訴訟を提訴した四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)反対派の喜びはひとしおだ。
 


「被害を地域住民に転嫁することによってなされる(略)安易な原子力開発は必ずや近い将来取り返しのつかない重大な災害を広範な国民にもたらす原因となるであろう」
 

伊方原発反対派が19731月、1号機の設置許可に対して国に提出した異議申立書の結語だ。裁判は、同年8月に許可取り消しを求めて35人が原告となり、当時の田中角栄首相を被告として提訴。19年後の9210月に最高裁で棄却敗訴した。2号機については78年に提訴し、22年後の200012月に松山地裁で棄却敗訴した。原告住民は27年間に及ぶ裁判闘争を踏まえて「原子力に関しては、司法は国に追随する姿勢に堕した」との声明を出し、抗議の意味を込めて控訴しなかった。
 

福島原発事故の後、司法の変化に期待した伊方原発を含む各地の反対派が運転差し止め訴訟を起こした。福井地裁判決は「具体的危険性が万が一でもあるのか(略)この判断を避けることは裁判所の責務を放棄するに等しい」と言い切った。この点、伊方原発訴訟の最高裁判決は「審査に関する資料を有する被告が立証を尽くさない場合には判断に不合理な点がある」との立場を示したが、福井地裁判決では「民事訴訟であっても電力会社にも適用されるべきだ」と指摘した。伊方訴訟が福井地裁判決につながったことは、伊方原発反対派の長い裁判闘争が無駄ではなかったことの証明である。
 

原発再稼働を掲げる現政権や産業界、電力会社の巻き返しが予測されるが、脱原発を願う市民の活動は今回の判決をバネに一層強まるだろう。(近藤誠・元南海日日新聞記者)=随時掲載
 



Photo


2014613日 東京新聞朝刊 こちら特報部:[話題の発掘]より 

 

 

« 気になるニュース 596 | トップページ | 気になるニュース 598 »

ニュース」カテゴリの記事

無料ブログはココログ