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2014年5月22日 (木)

気になるニュース 572

 

これって原発は超危ないって裁判所も認めたってことだよね・・・
引用書き起こし開始。 

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*大飯差し止め判決 「250キロ圏まで危険」 3・11最悪シナリオ根拠 



関西電力大飯原発34号機(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟判決は、いったん原発事故が起きれば、遠く250キロ圏にまで深刻な放射能被害が及ぶ可能性を重視した。東京電力福島第一原発事故の発生当初、菅直人首相(当時)に提出された「最悪のシナリオ」と呼ばれる資料が大きな論拠になっている。(山川剛史、清水祐樹)
 



■回避
 

20113月、刻々と悪化する福島第一原発事故に、菅氏は原子力委員会の近藤駿介委員長(当時)に対し、このままいけば何が起きるのかまとめるよう指示。「不測事態シナリオの素描」という題名の資料がつくられた。 

シナリオが描いていた状況は、結果的にはぎりぎり回避されたものの、起きる可能性は十分あった。
 

シナリオはこうだ─。
 

最も古い1号機で炉心が溶融して水素爆発が発生。注水も不可能になり、原子炉圧力容器を覆う格納容器も壊れて、大量の放射性物質が外部に放出される。
 

あまりの放射線量の高さに、東電は福島第一から総員撤退。放棄された原発では23号機の原子炉や4号機の使用済み核燃料プールの冷却が停止…。次々と核燃料が溶融して高濃度の放射能がまき散らされ、次は違う号機のプールに危機が連鎖していくことが想定されていた。
 

最終的には170キロ圏まで住民を強制移転させ、250キロ圏まで任意移転の地域が広がる可能性を指摘。東京どころか、横浜市の一部まで含まれた。
 

菅氏は首相退任後、本紙のインタビューで「東京に人っ子一人いなくなるような事故に拡大するかもしれなかった」と語っている。
 

現実はシナリオのような事態にまで発展しなかったが、後に東電が公開したテレビ会議の映像を見ても、偶然の積み重ねによって最悪の事態が回避されたことがわかっている。
 

水素爆発を起こした13号機では、爆発が原子炉外で起き、格納容器は破壊されなかった。冷却が止まり、ベント(排気)もできず、格納容器が破裂する寸前までいった2号機でも、地下の圧力抑制室の圧力が抜け、注水を再開できた。
 

もし、どれか1基の格納容器でも壊れていれば「最悪のシナリオ」が起きていてもおかしくなかった。
 


■広範囲
 

大飯原発の運転差し止めを命じる判決で、樋口英明裁判長は「250キロという数字は緊急時に想定された数字にしかすぎないが、ただちに過大と判断できない」と、事故時に被害が及ぶ範囲の想定として一定の信頼性があると認定した。
 

原発から250キロという影響の大きさを判決理由の一つにするとともに、250キロ圏内の住民には「具体的な危険がある」と認め、差し止めを求める権利があるという判断を示した。その範囲は近畿全域だけでなく、東は静岡市、西は高松市や徳島市にまで及ぶ。
 

原発再稼働問題をめぐっては、原発が立地する地方自治体以外は「地元」ではなく、賛否を論じる資格がないかのような雰囲気がある。
 

しかし、事故の影響は政治的に決まる「地元」の線引きに関係なく、広範囲に及ぶ。福島第一原発事故では3年が過ぎた今も約13万人が避難生活を強いられ、多くは帰還のめども立たない。
 

日本地図に各原発の250キロ圏を描くと、北海道の一部と原発のない沖縄県を除く全域がどれかの原発の圏内に入る。大半の国民が原発事故の影響とは無縁ではない現実が浮き彫りになる。




Photo 

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2014522日 東京新聞:核心 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014052202000147.html

 

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