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2014年4月 5日 (土)

気になるニュース 522

 

こういう教科書で育った子どもが大人になって社会に出る・・・
引用書き起こし開始。

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*安倍色 さらに現場困惑 小学教科書に「固有の領土」


文部科学省が4日に公表した小学校教科書検定では、竹島や尖閣諸島を扱う社会科教科書が大幅に増え、小学校用では初めて、竹島と尖閣諸島を「日本の固有の領土」と明記した教科書が登場した。安倍政権のもとで中学・高校の領土教育が強化される中、学習指導要領では義務づけられていない小学校まで広がることに、学校現場は戸惑いを隠せない。(加藤文)


■画一的記述

今回検定に合格した56年用社会科教科書(地図を含む)10冊のうち7冊が竹島や尖閣諸島を取り上げたが、政府見解を踏まえた画一的な記述が目立つ。

現在使われている教科書で唯一、竹島と尖閣諸島のコラムを5年教科書で扱っていた日本文教出版は今回、5年に加え6年の教科書でも写真付きの学習資料を載せた。担当者は「社会的関心が高まったため」と説明する。

教育出版は5年の教科書で、北方領土や竹島、尖閣諸島の周辺地図と合わせて「日本固有の領土、竹島と尖閣諸島」と題したコラムを掲載。「尖閣諸島の周りの日本の海では、中国の船が侵入し、海洋調査を行ったり、違法な漁業を繰り返している」と記述した。


■難しすぎる

小学校の学習指導要領では、5年の社会科で日本の国土を学習し、6年から歴史を学ぶことになっている。今回、検定に合格した教科書は5年生の日本の国土を学ぶ単元や、6年生の教科書の最後の日本と外国とのかかわりを学ぶ単元で、竹島や尖閣諸島を扱った。

横浜市の小学校のベテラン男性教諭は「以前、北方領土を授業で取り上げたが、子どもたちは何を言っているか全く分からない様子だった。領土問題は小学生には難しすぎる」と指摘する。別の小学校の女性教諭(33)は「近現代の歴史を教えるのは6年生の冬。歴史を学ぶ前に竹島や尖閣諸島を固有の領土と教えても、子どもには何も残らないと思う」と話す。


■「愛国」の延長

安倍晋三首相は第1次政権時代の2006年、制定以来59年ぶりに教育基本法を全面的に改定し、教育の目標として愛国心を盛り込んだ。教育再生を掲げる現政権が領土教育を重視するのも、その延長線上にある。

教科用図書検定調査審議会(検定審)の委員の一人で国学院大の上山和雄教授(日本近代史)は「戦前教育への強い反省の下で行われてきた戦後教育を、安倍政権は急速に変えようとしている。政府や国の目的のために教育を使うべきではない」と批判する。

小中学生向けの戦後の日本の歴史を執筆した横浜国立大大学院の大門正克教授(歴史学)は「小学校で領土を扱うなら、アフリカの国境線がなぜ直線の所が多いのか考える授業にしたい。子どもが国境線を引いてみて、帝国主義や植民地支配の名残について考えてもらいたい」と提案する。

北海道や琉球諸島を明治政府が力ずくで編入してきた過程があることにも触れ「歴史的な背景を考えることが大事。竹島や尖閣を『固有の領土』と覚えさせるだけでいいのか」と疑問を呈した。


[歴史・領土と教科書]
文部科学省は1月、小中高校の社会科教科書の検定基準を改定。通説的な見解がない近現代の出来事を教科書に記述する場合は、政府見解も併せて記載することを求める。5月に申請が始まる中学校教科書検定から適用される。
教科書編集や教員の指導の指針となる中学と高校の学習指導要領解説も改定。北方領土だけでなく、竹島と尖閣諸島を「日本の固有の領土」と明記し、尖閣諸島については「解決すべき領有権の問題が存在しないことを理解させる」ことを求めた。下村博文文科相は4日の記者会見で、小学校でも同様に学習指導要領を改定する意欲を示した。



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201445日 東京新聞:核心
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014040502000138.html

 

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