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2014年3月25日 (火)

気になるニュース 509

 

悪の手って誰かな~・・・
引用書き起こし開始。

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*しぼむ「核なき世界」 ウクライナ危機 米ロ対立先鋭化


オバマ米大統領が提唱し、今回で3回目となる核安全保障サミットが24日、オランダ・ハーグで始まった。オバマ氏が「核なき世界」を掲げてから5年。ロシアとの間で20112月に新戦略兵器削減条約(新START)を発効させたが、その後の交渉は両国の関係悪化で停滞している。その上ウクライナ危機で米ロ対立が決定的になり、交渉進展どころか、核軍縮に逆行する動きすら出かねない雲行きだ。(ハーグ・竹内洋一)


◆米ロの核兵器配備状況
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◆ウクライナ危機 米ロ対立先鋭化

オバマ氏は24日付のオランダ紙フォルクスクラントのインタビューに「米国は一層の核軍縮に向けた環境づくりを追及する一方、北大西洋条約機構(NATO)の核抑止力は確実に維持する」と述べ、ウクライナ情勢を受けて緊張が高まる中、欧州の安全保障に関与を続ける姿勢を強調。同時に「地球上には今なお、あまりに多くの核物質が存在し、悪の手に渡る危険がある」と述べ、核物質の拡散阻止を話し合う核安保サミットの意義を訴えた。

そのサミットをロシアのプーチン大統領は欠席。ウクライナ南部クリミア半島のロシア併合をめぐり、各国から非難の集中砲火を浴びるのは確実だったからだ。世界の核弾頭の9割以上を独占的に保有する米ロの首脳が顔を合わせられない状況では、核軍縮進展の見通しは立たない。

ただ、米ロ交渉はウクライナ危機以前に行き詰まっていた。オバマ氏は昨年6月、米ロの戦略核弾頭の配備数を新STARTで定めた上限の1550発より、最大3分の1減らすことを目標に、ロシアと交渉する考えを表明。新START対象外の戦術核兵器についても「大胆な削減」を目指す意向を示した。

これに対し、ロシアは一層の核軍縮交渉に入る前に、米国が欧州で進めるミサイル防衛(MD)配備問題を解決すべきだと反発。ロシアにとって、MDは自国の核抑止力を低下させる計画であり、見過ごすことはできない。

米ロ関係は、関係リセット(再起動)をオバマ氏と模索したメドベージェフ氏(現首相)に代わり、12年に対米不信感の強いプーチン氏が大統領に再登板後、急速に冷却化。米政府の情報収集活動を暴露した中央情報局(CIA)のスノーデン元職員の亡命などで、関係悪化に拍車がかかっていた。オバマ氏は「ロシアは古くさい冷戦時代の固定観念に陥ってしまった」と嘆いた。

懸念が的中する形でロシアはクリミア併合に突っ走った。ロシアの脅威に直面し、旧ソ連バルト三国やポーランドなど、東欧のNATO加盟国は安全保障での米国依存を強める。米国がMDに関しロシアに譲歩できる余地はさらに乏しくなった格好だ。

オバマ氏は「核なき世界」の理想よりも、同盟国に対する防衛義務を重視せざるを得ない。


◆オバマ氏看板政策 暗礁

米政府高官は核軍縮での米ロの協力関係は「変わらない」と強調するが、ロシアからは否定的な発言が相次いでいる。イタル・タス通信によると、ロシア国防省高官は米国の対ロ制裁への対抗策として、新STARTに基づく査察の受け入れ停止に言及。ロイター通信は、ロシアのリャプコフ外務次官が対米報復制裁を米ロなど6カ国とイランとの核協議に絡める考えを示唆したと報じた。

今後、米ロの制裁合戦がエスカレートした場合、新START履行やイランの核開発問題に余波が及び、オバマ政権の看板政策の成果がかすんでしまう可能性は否定できない。核安保サミットはオバマ氏の肝いりで「米国のための会合」とも評される。17年にオバマ氏が大統領を退任後、首脳レベルの枠組みが存続するかどうかは微妙で、国際的な核拡散防止の機運もしぼみかねない状況だ。



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2014325日 東京新聞:核心
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014032502000200.html

 

 

 

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