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2014年2月14日 (金)

気になるニュース 441

 

住民感情は無視か・・・
引用書き起こし開始。

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【別冊 南海日日新聞】 原発建設で移転させられた祠


伊方原発(愛媛県伊方町)の近くに竜神を祭る祠(ほこら)がある。1号機建設の準備工事がスタートした1970年代初めごろ、四国電力は荷揚げ場用岸壁建設のために祠を取り壊し、数百メートル上方に移転させた。住民からは「竜神さまが怒る」と非難の声が上がったものだ。


◆竜神信仰ないがしろ

伊方原発が立地する佐田岬半島一帯には、龍にまつわる言い伝えが数多く残っている。

私の暮らす八幡浜市の市誌には、こんな話がある。寺の池に潜んでいた竜が大きくなったため、沖の島の池に移るべく娘の姿に化けた。若い漁師に頼んで船に乗ったはいいが、その重さで船が傾き正体がばれてしまった。そこで竜は、黙っていれば豊かな暮らしができると約束して島に渡してもらった。漁師は豊漁に恵まれたが、うっかり秘密を漏らして魚が取れなくなったという。

伊方町の東にそびえる雨乞山は、文字通りの役割を持つ山だ。長く日照りが続くと、麓の住民は、竜神を祭る山頂の祠の前で雨乞い行事を行う。住民らは太鼓の音に合わせて「あーめを たーもれ りゅうおんどうー。りゅうおんどうが やーけて こーげて なくなるぞー」と唱えながら踊る。

筆者が初めて取材した時は、たくましい腕の59歳の女性が片肌脱いだ格好で汗を流しながら太鼓をたたき続けていた。

半島部にとどまらず、愛媛の南部地域には広く竜神信仰がある。愛媛、高知両県にまたがるカルスト台地の大野ヶ原高原にある竜神池の水は、雨乞い行事に用いられる。天地の気象をつかさどる神獣、ひいては航海の安全の守り神として敬う心情は今も人々の中に生き続けている。

地震は、江戸時代後半からは「ナマズ」が引き起こすとされたが、それより前は「竜」だった。伊方原発周辺の地中に潜む竜が人間の愚かな暴走、やりたい放題の身勝手さに「怒りに身を震わせる」時が来ないことを祈るばかりだ。(近藤誠・元南海日日新聞記者)=随時掲載


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2014214日 東京新聞朝刊 こちら特報部:[話題の発掘]より 

 

 

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