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2014年2月11日 (火)

気になるニュース 437

 

こういう人はちょっと・・・
引用書き起こし開始。

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*舛添新知事 石原、猪瀬両氏との共通点と相違点


戦後8人目の東京都知事は舛添要一氏(65)に決まった。支持者から「剛腕」を期待する声が上がり、アンチからは話しぶりが「傲慢(ごうまん)な印象」という指摘もある。「力強さ」がこれまでの石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏と重なるイメージもある。ただ、自民・公明両党との関係は決定的に違う。(林啓太、篠ケ瀬祐司)


◆共通点 力強さ前面 有権者「頼りがい」優先か

「そういうレベルの話をするのは、ほとんど意味がないと思いますね」

舛添氏は当選確実となった9日夜、MXテレビの番組に生出演し、司会のジャーナリスト池上彰氏の質問をこう受け流した。

「過去に批判して離党、除名処分を受けた自民党の支援を受け、借りを作ったのでは」という質問だった。池上氏が続いて、福島の原発事故後に考え方を変えたのか質問すると、「私だけでしょうか、変わったの。国民の圧倒的多数がショックを受けた」などと回答し、「質問はほとんど意味がない」と加えた。

池上氏はその後、舛添氏から生放送でのインタビューを断られていたことを明かした。そのため、別のキャスターの質問に割り込む形を取ったのだという。

フリーライターの永尾俊彦氏は「原発について尋ねたら、『後で』とかわされた。予期しない質問や、都合の悪い質問に押し黙ることがある」と舛添氏について語った。

気に入らない質問には答えないといった対応は、都知事を務めた石原氏や猪瀬氏にもみられた。ともすると、「傲慢」にも映る態度なのだが。

「舛添さんはぶっきらぼうで『俺の方が頭が良い』という態度も目立つ。上から目線と取られかねない無頼なやり方だが、一部の有権者に『政党の意向をおもんぱかって動く従来型の政治家とは違う』と好印象を与えてもいる」と言うのは早稲田大の田中愛治教授(投票行動輪)だ。

「小泉純一郎元首相のような『決断できるリーダー』が求められる傾向にある。特に舛添、石原の両氏は『強さ』を前面に出す点で小泉氏と共通している」と指摘した。

一方で落選した宇都宮健児氏や細川護煕氏は「力強さ」という印象に欠けていたという。「宇都宮さんは弁護士で論は立つが実行力は未知数。細川さんには首相在任時のさっそうとした雰囲気は今回はなかった。舛添さんに比べて頼りない印象があった」

東京女子大の李津娥教授(メディア論)は「石原さんと猪瀬さんは作家として、国際政治学者の舛添さんはコメンテーターとして権威や権力に物を言ってきた。3人が既存の政治家とは異なるイメージを持たれていることも影響しているのでは」と指摘する。

「はじめてのリーダー論」の著者で経営コンサルタントの小倉広氏は「舛添さんは街頭演説では胸を張り大きな身ぶりで訴えた」ことで、「力強さ」を印象付けたと話す。

だが、石原氏の前任だった故青島幸男氏まで、都知事に力強さが、さほど求められていたわけではない。バブル崩壊後の閉塞(へいそく)感から、「有権者はリーダーに実行力を求めるようになっている」とみる。

石原氏は排ガス問題のディーゼル規制など、トップダウンで都政を進めた。猪瀬氏も継承を目指した。舛添氏も同じ手法を取ろうとするのか。


◆相違点 自公と蜜月 組織票で当選 「借り」

舛添氏が石原、猪瀬の両氏と決定的に違うことがある。池上氏も指摘した自民党との関係、さらに連立を組む公明党との距離感だ。

9日夜、当選確実でバンザイをする舛添氏の選挙事務所には、自公関係者が多数いた。舛添氏の次にあいさつをしたのが、都議会公明党の中嶋義雄幹事長だった。「都議会と連携を密にして頑張りましょう」と蜜月ぶりをアピールした。

続いて都議会自民党の吉原修幹事長が「知事と都議会がしっかり連携を組む形がようやく(できて)正常になった」と発言した。石原、猪瀬両氏も選挙で自公の支援を受けながらも一定の距離を置き、議員団との緊張関係を続けたことへの批判だ。

さらに、「自公を中心とする組織選挙ができた」と選対本部長を務めた元自民党総務会長の深谷隆司氏があけすけに内幕を語った。舛添氏の選挙活動は両党の丸抱えだった。

象徴的だったのが選挙終盤の2日、東京・銀座での安倍晋三首相と公明党の山口那津男代表の応援演説だ。選挙カーは公明党が用意した。山口氏は「一番乗り心地のいいものを選んだ」と、舛添氏を全力で応援していることを強くアピールした。

舛添氏は今回の立候補に先立ち、19日に自民都議団に除名の経緯を謝罪し、全面的に支援を受けることが決まった。都政に詳しい中央大の佐々木信夫教授(行政学)は「完全に都議会主導だった。既成政党がこれだけがっちり(候補者と)組んだ選挙は、30年以上なかった」と指摘した。自公などが推薦し、1979年に初当選した鈴木俊一氏の選挙以来だという。

舛添氏は自民党を離れて立ち上げた新党改革の勢力拡大に失敗し、2013年の参院選への立候補を見送らざるを得なかった。知名度はあるが、知事選を戦う基盤を持たない。「舛添氏は落ち目のところを自公両党に救われた」

ここまで世話になれば、都政運営での自公両党の影響力が気になるところだ。舛添氏は当確後、数合わせについて否定しながらも、「政策を掲げ、自公の都議会、連合東京の賛成も得た。都議会ときちんと対話をする」と語った。

佐々木氏は「舛添氏は自公に配慮し、公共事業と福祉を進めるだろう。東京五輪・パラリンピックや高齢者、待機児童対策など名目はある。都議会と知事があうんの呼吸なのは良いが、水面下の話し合いが増えて予算の構造がゆがむようでは困る」と財政構造を無視した「ばらまき」が起きないようにクギを刺す。


◆政府、電力会社 再稼働に勢い?

当選確実後、連合東京の大野博会長があいさつしていたことも見過ごしてはいけないという。政治評論家の森田実氏は「今回の都知事選は東京電力の勝利とも言える」と話し、電力関係労組を傘下に抱える連合東京が舛添氏を支援したことで、政府や電力会社が原発再稼働に勢いづくとの見立てを披露した。

千葉県我孫子市で市議と市長を務めた中央学院大の福嶋浩彦教授(地方自治)は「首長は一人しかいない。対立候補に投票した人も含めた全ての人の首長であり、支援者や支持母体の代弁者ではない。自分を応援してくれた有権者や団体との貸し借りがあってはならない」と警鐘を鳴らした。


[デスクメモ]
選挙中の演説で、「待機児童をゼロにする。必ず4年間でやってみせる」という確約を聞いた。だが、舛添氏は過去の約束を必ずしも守っていない。「天王山の参院選で勝利することで、必ず政界再編を行う」。自民党を飛び出し、新党改革の代表に就いた記者会見での言葉だ。今回は必ず守ってほしい。(文)


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2014211日 東京新聞:こちら特報部
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014021102000162.html

 

 

 

 

 

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