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2014年2月 7日 (金)

気になるニュース 431

 

「得票数が有効投票総数の10分の1に達しない場合は都に没収される」・・・なんでだろう?
引用書き起こし開始。 

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*都知事選 あの候補も奮闘


東京都知事選を戦っているのは、マスメディアが密着取材する主要候補だけではない。毎度「多数激戦」の首都決戦には今回も16人が出馬した。ツイッターのフォロワー数が9万を超えるネット起業家や常連の発明家、奇矯なパフォーマンスで知られる某党総裁もいる。「泡沫(ほうまつ)」と皮肉られながらも、確かな信念と政策で奮戦する彼らを追った。(篠ケ瀬祐司、林啓太)


◆東京都知事選立候補者(届け出順)

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◆ネット対話を政策に

「僕はどこに行けばいい?」。6日未明、家入一真さん(35)が東京都新宿区の選挙事務所からインターネットを使った動画生中継で、ビラの配布場所をどこにするかの意見を募った。すると、支持者らが新宿や浅草などの候補地をコメント欄に書き込んできた。行き先だけではなく、選挙運動で使えるビラの種類や副知事の人数、人選など、家入さんと支持者らの間で、政治をめぐるさまざまな意見交換が続いた。

選挙初挑戦の家入さんは「元引きこもり」 「IT関連会社社長で最年少での上場」と異色な経歴を持つ。選挙運動も他候補と一線を画し、徹底してネットを活用している。

重視するのは有権者との双方向のやりとりだ。「若者の投票率が低いのは、政治家は支持基盤や既存団体の意見ばかりを聞き、私たちの声は無視されると思っているから。若者と政治との断絶を埋めるには、一人一人の声を聞いていくしかない」

公約も選挙戦の最中、ネットでの意見交換を通じて練った。「ぼくらの生活はどうしたら良くなるだろう?」とネットで問い掛けた。回答は約3万件。それをもとに「オリンピックのボランティア希望者に対し、外国語の無料勉強会を開催する」 「新潟県や福島県などの原発立地地域と一緒に、どう脱原発依存を実現するかを考えていく」などの政策をまとめた。

「反応は予想以上だった」と家入さん。「ネットとリアル(現実)を分ける考えもあるが、ネットの裏側には、声を上げられずにうずうずしている人がこんなにもいた。寄せられた政策はアイデアレベルといわれるかもしれない。でも小さな政策を一つ一つ実現することで、東京都政と有権者を近づけたい」


発明家のドクター中松さん(85)の都知事選立候補は7回目だ。今回はネットを意識する。6日午後、東京・秋葉原の街頭演説で「熱党」の立ち上げを発表した。ネットにちなんだ命名だ。「ネットで誰もが政治参加できる新しい形の政党」(中松さん)をテコに、今春の消費税増税を踏まえて都税減税を目指す。

「『リーダーになって日本を再興してほしい』との、海軍の先輩の遺言を守っている。自殺者が多く、親が子に手をかけることもある現状では再興したとはいえない。こういう経緯を説明することで、今まで以上に聴衆の反応がいい」


◆コスプレ「反権力だ」

5日夜、JR渋谷駅の構内。「スマイル党総裁」のマック赤坂さん(65)が水色のおかっぱのかつらに膝丈のスカート、ピンク色の長靴下で現れた。フリーアナウンサー滝川クリステルさんの容姿から着想を得たコスプレらしい。すぐに人だかりができた。

赤色の誘導灯を両手に持って無言で踊る。そして時々、政見放送でもおなじみの「スマイルポーズ」を決める。看板政策である「スマイルセラピー」の極意を問うと、「心の持ち方をマイナスからプラス!ネガティブからポジティブに!スマイルで日本を変える」と即答した。 

それにしても奇矯なパフォーマンスの原動力は何なのか。「おいらは自由を束縛されるのが一番嫌い。反権力だ。自分の戦う姿を見てほしい」

都知事選ではあるが、赤坂さんが目指すのは、あくまでも都政を通じた国政の改革だ。目標とする政治理念として「恒久平和」と「弱者救済」の二本柱を示す。「自民党は石破茂幹事長みたいな人が出てきて戦争への道をひた走る。どんなことがあっても、おいらが止めてやるよ」

脱原発も掲げる。「原発を基礎にした経済政策は間違いだ。即廃炉は無理にしても、できるだけ早く第三のエネルギーを見つけなければ」と力説する。

2007年の東京都港区議選以来、今回が10回目の選挙戦だ。当初は背広姿で臨んでいた。コスプレに変えたのは「誰も注目してくれないことへの反発」からだという。「半分は自分の趣味だけど、ふざけているわけではない」

昨年夏の参院選で落選後に一度は引退を表明した。しかし、「もう一度、政見放送を見たい」とのファンの声援に背中を押され、「おいらを見たいという願いには応えたい」と今回の出馬を決意した。

名古屋市生まれの赤坂さんは、コロッケ1個を家族5人で分け合う貧しい環境で育った。大手商社勤務を経て、現在は貿易会社を経営する。「数十億円の蓄えがある」。一方、約10年前に設立した財団法人「スマイルセラピー協会」については「選挙に出だしてから客が全然来なくなった」と苦笑する。「300万円の供託金を取られるのも大変なことだよ。泡沫候補という言い方は嫌だね。泡ではありません。人間です」


その他の候補も「まじめ」に都政や国政を論じる。


1000万人の怒りでアベ倒そう!」と訴える鈴木達夫さん(73)は「安倍政権は戦争政治を進める。都知事選での得票数を通じ社会を変革する力の存在をアピールしたい」と強調する。



金子博さん(84)は「地獄のような東京を『天国の首都』に」が持論だ。「都民は、いつ北朝鮮などから核ミサイルが飛んでくるか不安。中国、韓国、北朝鮮、台湾の首都と提携し、東アジア世界平和大会を開く。私が出向いて先方の首長と酒を酌み交わす」



脱原発派の松山親憲さん(72)は、他の脱原発候補を「具体策がない」と切り捨て、発電効率の高い「コンバインドサイクル(複合)発電」の推進を提唱する。ひめじけんじさん(61)は「福島の復興に都としても協力していく。核物質の瞬時無害化などの研究にも投資したい」と主張する。


[都知事選の立候補条件]
日本国民であり、選挙期日の29日現在で30歳以上であることが必要。公職を務める間に犯した収賄罪などで服役した場合、刑の執行が終わって10年を経過しないと資格を得られない。東京法務局に300万円の供託金をあずけなければならず、得票数が有効投票総数の10分の1に達しない場合は都に没収される。


[デスクメモ]
マック赤坂さんのようなユニークな候補は、隙間狙いの特報部の定番ネタかと思いきや、案外とやっていない。不真面目だと思ったのか。「泡沫」を見る目が変わるきっかけは、赤坂さんらを追ったドキュメンタリー映画「立候補」(13年公開)である。彼らの方が有力候補よりもずっとまともに見えたのだ。(圭)


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201427日 東京新聞:こちら特報部
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014020702000133.html

 

 

 

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