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2014年2月 3日 (月)

気になるニュース 426

決まってもいない市町村合併を持ち出してまで住民投票を拒否するのはなぜ・・・
引用書き起こし開始。

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*迷走する中間貯蔵施設 楢葉町議会が住民投票案否決


福島県内の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設問題が迷走している。政府が示す建設候補地のうち、楢葉町では、建設の是非を問う住民投票条例案が町議会で否決された。町側は、町内で出た低濃度廃棄物に限定した「保管庫」の建設で折り合いを付けようとしている。果たして今後の議論はどう進むのか。(榊原崇仁)


◆町単独の判断避ける

「中間貯蔵施設や保管庫の建設は県全体の問題。楢葉だけで決められない。(住民投票を見送った)議会は正しい判断をした」

いわき市であった楢葉町議会で条例案が否決された1月29日、松本幸英町長は報道陣に安堵(あんど)の表情を見せた。

住民投票条例案の否決は昨年9月に続いて2回目。2回とも除染廃棄物を搬入する中間貯蔵施設と保管庫の建設の是非を町民に直接問う内容。1回目は議員提案の形で、今回は町民の直接請求での提案だった。

しかし、町議会では「市町村合併もあり得る。楢葉が先行して判断し、しこりを残すべきではない」といった声が多数を占めた。今後は県や周辺市町村と慎重に協議していく見込みだ。

政府の計画によると、中間貯蔵施設は第二原発のある楢葉町、第一原発が立地する双葉、大熊両町の計19平方キロを国有化して建設する。除染廃棄物は各市町村の仮置き場で3年程度保管した後、除染土壌など不燃物は、放射線濃度を問わず中間貯蔵施設に運ぶ。草木など可燃物は焼却して減量したうえ、1キロ当たり10万ベクレル超の焼却灰は中間貯蔵施設に移す。20151月から中間貯蔵施設への搬入を始め、貯蔵開始から30年以内に県外で最終処分することを目指す。


◆帰還見据え 低濃度の「保管庫」模索

一方、かねて楢葉町が中間貯蔵施設の代替施設として提案してきたのが保管庫だ。「廃棄物の保管のために政府が設ける」という位置付けは中間貯蔵施設と一緒だが、搬入するのは同町内の不燃物のみで、1キロ当たり10万ベクレル以下という低濃度分に限定する。

町が念頭に置くのは避難している町民の帰還だ。

楢葉町は多くが避難指示解除準備区域で、今春にも帰町時期を判断する。町の担当者は「高濃度廃棄物を受け入れれば、住民帰還を妨げる」と語る一方、「町内の廃棄物の大半を占める除染土壌は自治会ごとの仮置き場にある。今のままでは『身近に除染土壌があるのは嫌だ』と帰還の気持ちをなえさせかねない。『町内の廃棄物は他町に押しつけない』という原則も重んじ、保管庫で一括管理すべきだと考える」と話す。

松本町長は住民投票条例案を採決する2日前の127日、佐藤雄平知事と面会、中間貯蔵施設の配置見直しを政府にはたらきかけるよう要請している。

積極的に動く楢葉町と対照的なのが双葉、大熊の両町で、受け入れについて明確な姿勢を示していない。

福島大の今井照教授(自治体政策)は「両町は大半が帰還困難区域。10年単位で町の将来を考えないといけない。判断を急ぐ必要もなく、厳しい環境に置かれた町をどう復旧、復興させるか、時間をかけて検討する必要がある」と話す。

一方、楢葉町についてはこんな懸念を示す。「『保管庫なら』と前向きの提案をするのは、政府から経済振興策を引き出すつもりではないか。交渉事になると住民の知らないところで話が進みかねない。町民は各地に避難し、情報が入りにくい。丁寧に説明を尽くす努力が不可欠だ」


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201423日 東京新聞朝刊 こちら特報部:ニュースの追跡より 

 

 

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