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2014年1月22日 (水)

気になるニュース 414

 

交渉官レベルで甘いことを言って閣僚会合で手のひら返し・・・
引用書き起こし開始。

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*TPP 漂流危機 事務方交渉もストップ


環太平洋連携協定(TPP)交渉が、着地点を見つけられないまま「漂流」する恐れが強まってきた。昨年12月の閣僚会合で目標とした妥結ができなかった交渉は年明け以降、日米協議ばかりでなく、事務レベルの交渉さえも完全にストップ。妥結を急ぐ米国は2月下旬に最後の閣僚会合を開く案を打診するが、このままでは物別れに終わる可能性が高く、打開のめどは立っていない。(吉田通夫)


◆電話協議

甘利明TPP担当相は20日夜、米通商代表部(USTR)のフロマン代表と電話で会談した。16日にはケネディ駐日米大使と、TPP交渉の早期妥結に向け努力することで一致。がんの治療で昨年12月にシンガポールで開かれた閣僚会合を欠席した甘利氏だが、年が明け事態打開に向けて精力的に動きだした。

電話会談で両氏は、交渉を早く終わらせるために協力するという従来の合意は確認した。しかし、通訳を介した上での45分間という短時間では、具体的な論点にまで踏み込む余裕はない。

「議論の運び方と段取りが大切だ」。甘利氏は、交渉担当者から「ぜひ言ってください」と求められていた言葉をフロマン氏にぶつけた。昨年末に妥結できなかったのは、交渉官レベルで合意した事項を閣僚のフロマン氏が覆したことが背景にある。


◆平行線

TPPの原則通り関税の全廃を迫る米国と、国会決議に沿って農産物5項目の例外扱いを求める日本。事務レベルでは、大江博首席交渉官代理とUSTRのカトラー次席代表代行が、日本の農産物の関税について「一部を例外扱いにしつつ一部を撤廃する」という妥協案を練っていた。

しかし昨年12月の閣僚会合でフロマン氏は受け入れず、日本に全廃を要求。甘利氏の代わりに交渉に当たった西村康稔(やすとし)内閣府副大臣(TPP担当)も「1ミリも譲れない」と硬化した。

政府系企業の改革などベトナム、マレーシアなどと対立する分野でも、USTRのワイゼル首席交渉官は改革までの期間を長くする新興国側に配慮した協定案を提示。しかし閣僚会合でフロマン氏が示したのは協定案とは全く違う、米国の主張を前面に出し早急な改革を迫る文面だった。これによって妥結ムードは吹き飛ばされた。


◆依然極秘

「フロマン氏と事務方の意思疎通がうまくいっていないのでは」(日本の交渉関係筋)。事務レベルで妥結案を探っても覆されるため、シンガポール会合後は分野別の作業部会など交渉官レベルの協議も中断した。

米国は11月の中間選挙でTPPをオバマ政権の「実績」とアピールしようとしている。このため条文の作成など、事務手続きにかかる数カ月を考慮し3月までに閣僚間の交渉を終えたい意向だ。各国には早ければ2月下旬から最後の閣僚会議をシンガポールで開く案を「極秘」として打診した。

ただ各国は、次回閣僚会合について妥結内容を記した書面に署名するだけの「セレモニー」の場とすることを申し合わせている。実質的な交渉はそれまでに終えなければならないが、「主張の隔たりが大きく、事務レベルの協議もストップしている現状では、閣僚会合を開くめどは立たない」と日本の交渉関係者は話す。

徹底した秘密主義で進んできたTPP。その姿勢は、会合の日程案さえも「極秘」としているように依然改められていない。国民生活に大きな影響を及ぼす交渉はその過程が見えないまま、漂流していく恐れが強まっている。


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2014122日 東京新聞:核心
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014012202000154.html

 

 

 

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