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2014年1月21日 (火)

気になるニュース 412

 

福島原発事故と少しかぶる・・・
引用書き起こし開始。

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*三井三池有明鉱火災30年 「絶対の安全なんてなか」


死者83人、一酸化炭素(CO)中毒患者16人を出した三井三池有明鉱(福岡県みやま市)火災から30年がたった。日本の炭鉱史に刻まれた大規模事故だが、既に原因企業も解散し、記憶の風化が進む。夫の栄一郎さん=当時(51)=を亡くした同市の大城サヤ子さん(78)は「涙は枯れたけど、伝え続けんといかん」と、事故以来抱えてきた思いを語った。


◆夫亡くした妻「伝え続ける」

生れたばかりの赤ん坊、サッカーのユニホームを自慢する笑顔、成人式の晴れ姿…。孫たちの写真が飾られた居間には、元気だったころの栄一郎さんの写真も立ててある。「こげんかわいか孫の顔を知らんまま死んで。せめて写真だけでも見せてあげとうて」

1984118日。その日は大雪だった。坑口から2.5キロ入った斜坑で火災が発生。採炭の仕事をしていた栄一郎さんも巻き込まれた。駆け付けた病院で何度も名前を呼んだが、返事はなかった。

もともと大工だった栄一郎さん。結核を患って療養し、完治後、知人から「高収入が得られる」と炭鉱の仕事に誘われた。「事故も多かし、嫌よ」と反対しても、栄一郎さんは決まって「有明鉱は設備も新しか。安心さ」と笑って返した。採炭開始は76年。保安面では全国屈指の優良鉱と評判だった。

それだけに悔しさは募り、今も考えない日はない。「絶対の安全なんてなか。信じちゃいかんかった。その教訓だけは伝えたい」

政府の事故調査員会は保安対策の落ち度を指摘したが、福岡地検は業務上過失致死傷などの疑いで書類送検された会社関係者を不起訴処分とした。

事故後、サヤ子さんは月命日には必ず有明鉱を見下ろす高台にある慰霊碑を訪れ、献花を続けた。息子3人は結婚して家庭を持ち、5人の孫に恵まれた。そして97年には炭鉱が閉山、原因企業もなくなった。

象徴だった立て坑やぐらも解体され、跡地には大規模太陽光発電所(メガソーラー)が立つ。慰霊碑を訪れる人は少なくなり、周辺は雑草が生い茂っている。


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2014121日 東京新聞朝刊 こちら特報部:話題の発掘より 

 

 

 

 

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