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2014年1月 9日 (木)

気になるニュース 392

 

怖いよう・・・
引用書き起こし開始。

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*「解釈改憲絶対やる」 暴走するタカ派 石破幹事長


自民党の石破茂幹事長が新年早々から飛ばしている。集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の変更について「絶対にやる」とぶち上げたのだ。昨年も、特定秘密保護法について「デモはテロ行為」「秘密報道は処罰」などの問題発言を連発した。安倍晋三首相と二人三脚で「戦争できる国」の実現にまい進するタカ派政治家を指弾する。(白名正和、上田千秋)


◆石破幹事長の主な発言

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◆地方議員 「首相の器ではない」

「(解釈改憲は)総裁選で『絶対やる』と言った。安倍内閣でしくじることは絶対にあってはならない」。正月気分冷めやらぬ6日夜、石破幹事長がBSフジの番組で物騒な言葉を放った。民意軽視の慢心発言は、今回に始まったことではない。

記憶に新しいのは、20131129日付のブログだ。特定秘密保護法反対や脱原発デモについて「単なる絶叫戦術はテロ行為と変わらない」と決めつけた。批判を受けて問題部分は撤回したものの、「(大音量のデモは)本来あるべき民主主義の手法とは異なる」とデモ敵視の姿勢は変えなかった。

1211日の日本記者クラブの会見では、特定秘密が報道された場合の報道機関の処罰について「最終的に司法の判断になる。秘密の開示は抑制が効いてしかるべきだ」と言い放った。これまた直後に撤回したが、懲りずに「報道で国家の平和や人々の生命に影響が及ぶことは好ましくない」と圧力発言を重ねた。

旧防衛庁長官や防衛相を歴任した石破氏は、自民党内きっての安全保障通だ。丸顔で愛嬌(あいきょう)を感じさせる顔つきは、ネット上でアニメキャラクター「アンパンマン」に似ているといわれる。戦闘機や戦車のプラモデル収集の趣味もあるタカ派政治家が、反戦と平和への思いが込められたキャラクターに例えられているのは皮肉だ。

129月の党総裁選には、5人の候補のうちの1人として出馬。党員・党友による地方票計300票のうち、過半数の165票を集めて1位になったものの、国会議員による決選投票で安倍首相に逆転された。首相は勢いを無視できず、党ナンバー2の幹事長に抜てきした。

地方議員らは今の石破氏をどう見るか。千葉県連の浜田穂積幹事長は「経済が上向きになり国防費も増やすなど、成果を出している。石破氏は言葉に説得力がある。問題発言と言われることもあるが、あれぐらい物事をはっきり言う人がいても良いと思う」と評価する。一方、関東の市議は「総裁選では石破氏を応援する党員は多かったが、『デモはテロ』発言で首相の器ではないと分かった。世論を読み取る感性がないので選挙の顔になれない。集団的自衛権の行使も簡単にはいかない」と手厳しい。


◆親米意識 派兵に躍起

次々に飛び出す石破幹事長の問題発言。その真意をどう読み解けばいいのか。

法政大の五十嵐仁教授(政治学)は「石破氏は基本的に計算高く、観測気球を揚げて世間の反応を探るようなところがある。『デモはテロ』発言は思わず本音が出たのだとしても、それ以外は狙いがあって話をしている」とみる。

集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の変更はこれまでも、石破氏や安倍首相が再三主張している論点だ。軍事ジャーナリストの神浦元彰氏は「簡単に言えば、米国と一体となって戦争をしたいということ。小泉純一郎元首相は、イラクやインド洋に自衛隊を派遣してブッシュ政権と緊密になり、長期政権を築いた。石破氏も、米国の意向に従って動くことで首相就任の足掛かりにできると考えている」と解説する。

もっとも、それが的を射ているかというと疑問符が付く。「米国が日本の集団的自衛権行使を望んでいるというのは幻想。むしろ中国や韓国との関係が悪化することを懸念している」と神浦氏。政治評論家の板垣英憲氏も「オバマ政権になり、米国は軍事よりも外交を中心とした考え方に変わっている。それなのに石破氏はブッシュ時代の発想のまま頭を切り替えられていない」と指摘する。

政府見解で解釈改憲に踏み切れば、憲法の信頼性は地に落ちる。政治評論家の森田実氏は「解釈改憲は憲法を停止するのと同じで、一種のクーデター。首相の歯止め役になるべき自民党幹事長が、平然とそれを推進すること自体、理解できない」と切り捨てる。

秘密法をめぐる暴言も、到底国民の理解を得られるはずがないものばかりだった。五十嵐氏は「石破氏の意識の根底にあるのは、民主主義や国民の知る権利、社会運動などに対する無理解と反感。国民の声に耳を傾けようという姿勢は一切ない」と断じる。

ただ、今の自民党で賢明さを失っているのは石破氏一人だけではない。衆参両院とも過半数を握る巨大与党の下、自民党全体で「戦争できる国」への道を猛スピードで突き進む。

森田氏は「かつての自民党には言論の自由があったのに、今やトップの考えに誰も反論しない全体主義になってしまった。秘密法の採決でも、反対の意思表示をしたのは、棄権した村上誠一郎元行政改革担当相だけだった」と強調する。

自民党ナンバー2の幹事長といえば、次期首相に最も近い立場にいるともいえる。板垣氏は「麻生太郎財務相が手ぐすね引いて待っている。石破氏は一度離党した経験があるし、安倍首相の後すぐにというのは簡単ではない」としつつも、「前回の総裁選で地方票はトップだった自信もあり、色気は持っているはずだ」と主張する。

もっとも、仮に安倍首相が退任したとしても、後釜に就くのは、石破氏のようなタカ派的発想の持ち主である可能性が高い。党全体の体質が改められない限り、国民が抱える不安はますます募る。森田氏は訴える。「第2次大戦中の国会ですら、戦時立法に反対した議員は何人もいた。『自民党のやり方はおかしい』という議員が党内から1人でも2人でも出てこないと、国会全体が国民から信用されなくなってしまう」


[デスクメモ]
石破氏は、キャンディーズの大ファンとして知られる。解散時に叫んだ「普通の女の子に戻りたい」は流行語にもなった。政界で「普通の国」といえば「戦争できる国」と同義だ。石破氏は「気分はもう普通の国」かもしれないが、平和憲法を持つ「特別な国」も悪くない。キャンディーズも芸能界に復帰した。(圭)


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201419日 東京新聞:こちら特報部
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014010902000172.html

 

 

 

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