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2013年12月26日 (木)

気になるニュース 375

 

弾薬提供が「積極的平和」なのか・・・
引用書き起こし開始。

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*南スーダンPKO 銃弾譲渡で食い違い


南スーダンの国連平和維持活動(PKO)で、自衛隊が銃弾1万発を韓国軍に無償譲渡したことをめぐり、日韓両政府の説明が食い違っている。日本側は「緊急事態」を強調。韓国側は「予備のため」と主張する。双方の事情と思惑を探った。(出田阿生)


◆日本:国際貢献アピール/韓国:反日世論に配慮?

「人道的、緊急的という形で決断した」。菅義偉官房長官は25日の記者会見でも、あくまで緊急の例外的措置だったことを強調した。

南スーダンでは、日本など68カ国から計約7500人が国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加し、平和維持活動に当たっている。今月15日に政府軍と反大統領派の戦闘が始まり、韓国軍の工兵隊が駐留していたジョングレイ州ボルでも内戦状態となった。22日に韓国政府から国連を通じ日本政府に弾薬提供の正式要請があったという。

なぜ、日本に要請があったのか。防衛省は「韓国隊が保有する小銃に適用可能な弾薬を保有しているのは、UNMISSの中で自衛隊だけだった」と説明する。第5次南スーダン派遣施設隊長の井川賢一・一等陸佐は「韓国部隊長から『周りは敵だらけで、弾薬が不足している。1万発の小銃弾を貸してくれないか』という差し迫った要請があった」と小野寺五典防衛相に報告している。

1万発というのはどれほどの意味を持つのか。価格について、防衛省は公表していないが、「1発当たり約80円」という報道もある。南スーダンに駐留する韓国工兵隊は280人とされ、全員に分ければ1人当たり35発程度。「そのぐらいの数なら1分間で発射しきってもおかしくない」(専門家)

韓国政府は「日本には弾薬提供を要請していない。あくまでUNMISSを通じて支援を受けた」と主張。緊急性についても「予備分を確保するために臨時に借りただけ」と切迫した状況ではなかったと説明している。

元防衛官僚で官房副長官補を務めた柳沢協二氏は「緊急性がどれほど強かったかは疑問が残るが、韓国隊はそれなりの危機感を抱いて要請したのでは」と話す。

韓国政府が要請の事実や緊急性を否定する理由について、柳沢氏は「銃弾が足りなくなるのは、準備不足だったからだと国内で批判されかねない。しかも、反日感情の中で、日本から提供を受けることについての反発を避けたいのだろう」とみる。韓国内には、安倍政権が目指す武器輸出3原則の見直しや集団的自衛権の行使などを助長するという警戒感もある。

一方、日本政府にとっては、銃弾譲渡をきっかけに、安倍晋三首相の掲げる積極的平和主義の例としてアピールしたい思惑が見える。現地部隊長とのテレビ会議をメディアに公開したのも国際貢献のパフォーマンスとの見方がある。

柳沢氏は「『韓国軍がこんなに頑張っているのに、自衛隊は何をしているのか』という空気が、醸成されかねないことが問題。PKO活動での武器使用は、国際社会での日本の立ち位置を決める重大な話。銃弾提供をきっかけに『友軍を助けよう』というような戦闘参加の議論につなげるべきではない」


Photo

20131226日 東京新聞朝刊 こちら特報部:ニュースの追跡より 

 

 

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