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2013年12月24日 (火)

気になるニュース 374

 

結局後の世代に押し付けることになる・・・
引用書き起こし開始。

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*英国、廃炉いばら90年 原発先進国24基後始末


世界で初めて商業用の原子力発電所の運転を始めた英国は、閉鎖した原発の廃炉も進む「廃炉先進国」。10カ所の原発で廃炉中の24基は、完全に解体し終えるまでに約90年もの歳月と、膨大な税金がかかる。本格的な廃炉を控える日本にとって英国は、今後も原発に依存すべきかどうかを考える手がかりとなる。(ロンドン・石川保典)


■核のごみ

英東部エセックス州の海岸沿いにあるブラッドウェル発電所(出力30万キロワット、炭酸ガス冷却炉、2基)。2002年に運転を停止し、廃炉工程が英国内で最も進んでいる。

先月末、担当するマグノックス社の指示に従って被ばく線量を測る機器を身に着け、中へ入った。カメラやペンなどの持ち込みは禁じられた。

タービン建屋や核燃料プールはすでに解体済み。2つの原子炉建屋は2年後に遮蔽(しゃへい)され、70年間「安全貯蔵」される。建屋をその間、風雨から守るアルミニウムの壁で覆う作業が始まっていた。

原子炉の使用済み核燃料(燃料棒)の取り出しは06年に終わり、担当者は「既に、95%の放射性物質は除去した」と説明する。しかし、残りの5%が結構やっかいな存在。運転中にたまった中レベルの放射性廃棄物と、原子炉格納容器内に残っている物質だ。

英国も日本と同様、放射性廃棄物を地中深くに保管する最終処分地がまだ決まっていない。このためブラッドウェルでは核燃料プールなどから生じた「核のごみ」を、暫定的に保管する巨大な中間貯蔵施設を敷地内に建設した。

こうしたごみは、特殊な機械を遠隔操作して処理し、乾燥させて中間貯蔵施設に運び込む。担当者は「政府は40年までには処分地を確保するとしており、それまでここで保管する。廃炉では廃棄物にかかる費用が最も高くつく」と話す。


■負の遺産

放射性廃棄物をすべて貯蔵した後は、いったん作業を中断。炉心内の放射線量が自然に下がるのを待って、2082年に再開する。原子炉建屋を解体して廃炉を終えるのは92年。1962年から40年間運転した原発の廃炉に、90年もかける計画だ。

日本の軽水炉とは異なり、英国で初期に建造されたブラッドウェルなどの旧型原発は、炉内の放射線の低減に長い年月を要する。このため、05年に発足した「原子力廃止措置機関(NDA)」は、廃炉に「超長期戦略」を採用。90年後なら原子炉解体は遠隔装置を使わずに簡単にでき、作業員や環境への影響と費用も軽減できるという。

それでもコストは悩みの種だ。

英国は1990年代の電力自由化の際、発電効率の悪い旧型原発は民営化せず、政府が保有して廃止することにした。廃炉費用が電気料金に含まれる民営化後の原発に対し、「負の遺産」と位置付けられた初期原発は税金で賄われる。

ブラッドウェルは、費用が当初見込みの2.5倍の107300万ポンド(約1800億円)に膨れ上がった。NDAは旧型原発の廃炉総額を130億ポンド(約21870億円)と試算。コストを削減しようと廃炉期間を当初の110年より20年縮めたとはいえ、負担は国民に重くのしかかっている。


【日本の原発の廃炉】
国内初の商用原発・東海発電所(茨城県)の廃炉が2001年に始まった。英ブラッドウェル原発と同型で、約20年を見込む。放射性廃棄物の埋設処分先が未確定で、来年度からの原子炉解体作業は延期された。国内の商用原発ではほかに、事故を起こした東京電力福島第一原発を除けば、中部電力の浜岡原発12号機が廃炉作業に入っている。


Photo

2013
1224日 東京新聞:核心

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013122402000111.html

 

 

 

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