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2013年12月12日 (木)

気になるニュース 356

 

「国民(みんな)」って・・・一緒にしないでくれ・・・
引用書き起こし開始。

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*ソフトな自衛隊 広報加速 雑誌にDVD、「歌姫」、ドラマも


自衛隊のソフトなイメージづくりが加速している。「海自の歌姫」がCDデビューし、自衛隊監修の戦車DVDに人気が集中。自衛隊が制作協力した小説やドラマもヒットしている。安倍首相は今年の観閲式で「存在だけで抑止力となるといった従来の発想は捨てよ」と命じた。実戦モードとソフトイメージはどう絡むのか。(出田阿生)


◆実戦に現実味 不安解消狙う?

防衛省が編集協力する自衛隊の月刊広報誌「MAMOR(マモル)」(扶桑社)。一瞬、コスプレ雑誌かと見まがいそうになる。元AKB48の前田敦子さんら人気アイドルが、自衛官の制服を着て敬礼のポーズで表紙を飾る。巻頭のグラビアは制服姿を除けば、一般誌と大差ない。

例えば、10月号の特集は空自の曲技飛行隊を取り上げた「国民(みんな)のブルーインパルス!」。自衛官の婚活コーナーやグルメ欄もある。発行部数3万部で半数以上が書店販売。「自衛隊の活動を広く国民に知らせるのが目的。一般の人が面白く読めるようにしている」(高久裕編集長)という。

自衛隊監修のDVD「よくわかる!陸上自衛隊~陸の王者!日本を守る戦車の歴史~」(リバプール)は今年5月の発売1週間で15000枚以上が売れ、オリコンの週間ランキングで総合首位となった。特典として、女子高生が戦車に乗って戦う人気アニメ「ガールズ&パンツァー」の声優が音声解説している点がマニアの注目を集めた。

「海自の歌姫」こと海上自衛隊東京音楽隊三等海曹の三宅由佳莉さん(26)はいま、メディアや各地のイベントに引っ張りだこ。航空幕僚監部の広報室を舞台にしたテレビドラマ「空飛ぶ広報室」(TBS系)は、空自が撮影協力した。

これほど積極的にソフトイメージを強調するのはなぜだろうか。アイドル評論家の中森明夫さんは「隊員募集の際には若者にアピールしなければならない。合理的な戦略といえる」と話す。

ジャーナリストの斎藤貴男さんは「募集目的というのは表向きで、一番のターゲットは女性ではないか。女の子が『かっこいい』と思えば、男は動く。自衛隊=正義のヒーローという価値観を日本中で醸成しようとしているのでは」とみる。

安倍政権が目指す集団的自衛権の行使が容認されれば、自衛隊は日本と直接紛争のない国での戦闘にも駆り出される事態が生じかねない。

「戦争は人を殺し殺されることだが、今後起きうる戦争では日本は米国に追従する立場なので責任が曖昧となる。被害なき戦争という美しいイメージを刷り込もうとしている」(斎藤さん)

山口大の纐纈厚副学長(日本政治史)は一連のソフトイメージ戦略を「ほほえみの軍国主義」と名付ける。「軍事衝突の現実味が増す中で、現職の自衛隊員や入隊希望者は不安を抱いている。こうした現実があるからこそ、ソフト路線で打ち消そうとしている側面があるのでは」と話す。

矛先は国民世論にも向けられているという。

「自衛隊は世界でも高水準の軍備を誇る。特定秘密保護法など制度面を整えつつ、今後は愛国教育など精神面に力を注ぐだろう。その一環として広報に力を入れ、国民が戦争にスーッと入っていける感性をつくろうとしているようにみえる」


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20131212日 東京新聞 こちら特報部:ニュースの追跡より 

 

 

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