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2013年11月28日 (木)

気になるニュース 337

 

さらに闇の中・・・やだなー・・・
引用書き起こし開始。

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*官邸の情報統制強化 日本版NSC


27日に成立した日本版「国家安全保障会議(NSC)」創設関連法。安倍政権は国際情勢の変化に迅速に対応するためなどと創設の狙いを説明しているが、国家による情報統制が進み、国民が知らないまま重要政策が決まったり、政府が誤った政策判断をしても検証できなくなったりする懸念がある。(大杉はるか)


■日本版国家安全保障会議創設法に関する問題点
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4者会合

NSCの柱は首相と官房長官、外相、防衛相の4者会合。2週間に1回程度、会合を開く。

首相と8閣僚で構成する現在の安全保障会議より機動的に議論できると政府は主張するが、首相と一部の閣僚だけで実質的に国の方針が決まる。対象も防衛だけでなく、外交、安保に関係すれば、環太平洋連携協定(TPP)やエネルギー政策などにも広がる。

必要に応じて関係閣僚を会合に加えるが、少人数による意思決定であることは変わらない。政府内からさえ、「外交、防衛の観点に偏り、的確な判断ができなくなる。政策が国民生活にどういう影響があるかという視点も弱くなる」との懸念が出ている。


■事務局60

政府はNSC創設の目的として、関係省庁に分かれている情報を集約し、官邸主導で外交・安保政策を進めることを掲げる。米ホワイトハウスに置かれている国家安全保障会議をモデルにした。

各省庁の情報を集めるため、内閣官房に事務局として設置されるのが国家安全保障局。外務省、防衛省、公安調査庁などからの出向者約60人を集め、来年1月に発足する予定だ。

NSC法は各省庁に官邸への情報提供を義務づけた。ただ、各省庁が官邸にすり寄ろうとして官邸の意向に沿った情報しか報告しなければ、誤った政策判断に陥る可能性がある。

共産党の赤嶺政賢衆院議員は国会審議で、2003年の米国によるイラク攻撃に触れて「米国NSCを中心とした開戦のための情報集めがあった」と指摘した。当時のブッシュ政権はイラクが大量破壊兵器を開発しているとして攻撃に踏み切ったが、兵器は見つからなかった。


■検証不可能

政府はNSC創設後、米国などと情報共有を進める。機微に触れる重要情報を提供してもらうには、情報を漏らさない体制を整えるのが不可欠と強調している。そのために、NSCと一体で制定を目指しているのが特定秘密保護法案だ。

安倍晋三首相は27日の参院本会議で「外国との情報共有は情報保全の確立が前提。国家安全保障会議の審議を効率的に進めるには、秘密保護の共通ルールが不可欠だ」と強調した。

政府は秘密保護の一環として、NSCの議事録作成に消極的。議事録作成は創設法に明記されず、付帯決議が採択されただけ。決議に強制力はなく、議事録作成が義務づけられる保証はない。もし、特定秘密保護法案が成立し「特定秘密」に指定されれば、さらに闇の中だ。

米国と軍事機密を含む情報の共有がさらに進めば、自衛隊と米軍の一体化が進み、米国の安保戦略に組み込まれるとの見方もある。米軍の海外での軍事行動に自衛隊が巻き込まれていくことも考えられる。


■チェック可能にすべき/元官房副長官補 柳沢協二氏に聞く

防衛官僚出身で、第1次安倍政権の官房副長官補だった柳沢協二氏(67)は退任後、日本版「国家安全保障会議(NSC)」の設置に疑問を呈してきた。創設法成立を受けて話を聞いた。(聞き手・後藤孝好)

──NSCの新設に否定的だったが。

「必要ないと言っていたのは今の首相官邸の体制でも、司令塔機能は十分、果たせるからだ。せっかく立派な事務局をつくるのなら、NSCで扱った事項や政策決定過程をまとめることにも人員を割いて後世の検証に耐えられるようにすべきだ」

──議事録作成は義務付けられていない。

「情報の秘匿を理由に、議論が公表されない恐れはある。秘密保護は、国民に判断材料が提供されてこそ、バランスが取れる話だ。国会やメディア、国民が政府に説明責任を果たすよう、求めなければいけない」

──政府はNSC創設と特定秘密保護法案を一体と考えている。

「秘密にすべき情報そのものは表に出さなくても、どんな議論がされ、どういう判断で政策が決まったのかというプロセスは出すことができる。NSCの年次報告書を定期的にまとめるべきだ」

──首相にとって都合のいい情報ばかりが集まり、政策判断を誤る懸念もある。

「首相と外相、防衛相、官房長官の4者会合が新設され、官邸主導が徹底されればされるほど、情報が政策に引っ張られて偏る危険性は高まる。間違いを防ぐためにも、国民がしっかりとチェックできるようにすべきだ」


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20131128日 東京新聞:核心
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013112802000139.html

 

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