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2013年10月27日 (日)

気になるニュース 282

 

日本文教出版さんHPで読めます→ NOT YET OVER 「この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?」
子どもたちを教えなければいけない教師の家族は避難できるのかな・・・
引用書き起こし開始

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*福島の教諭 原発事故後の学校 マンガに


福島第一原発事故後の教育現場を漫画で描く。福島県郡山市立開成小学校の教諭、大塚久さん(50)=写真=だ。とかく閉鎖的と言われる教育の世界で、「管理職になりつもりはない。煙たがられてもいい」と腹をくくり、プロを志した腕前で描き続ける。「世間が事故から目を背けたら福島の子どもはどうなる」。将来を案じる思いは消えない。(榊原崇仁)


◆「まだ終わってない」描く

事故から3カ月ほど過ぎた梅雨時、被ばく対策で窓を閉め切った教室で女子児童が倒れた。熱中症だった。別の児童の母親が泣きながら「放射能が怖くて」と転校を申し出たが、男性教諭は「私は何もできない」と嘆く─。

今夏、大塚さんが描いた「NOT  YET  OVER」の1シーンだ。繊細なタッチで30ページ。自身の5年生と6年生のクラスの担任を務めた経験や、教諭仲間の体験談からストーリーをつくった。

原発事故の問題を描いた漫画はこれが2作目だ。冊子にして県内外の書店などで無料で配布したほか、付き合いのある日本文教出版のホームページでも閲覧できるようにしている。

「保護者らから『事故があったころを思い出す』という感想が寄せられます。タイトル通り、『まだ終わってない』 『忘れちゃいけない』と伝えることが目的だったので良かったなと思う」

大塚さんは郡山市内の私立高校を出た後、大学在学中に漫画家のアシスタントを務め、「うる星やつら」 「クリィミーマミ」などのアニメ制作にも関わった。卒業後は小学校教諭となったが、出版社のコンクールへの投稿を続ける漫画好きだ。

1作目は11年秋に完成させた「この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?」。避難生活を強いられる高校生の心境を描いた。

物語の基になったのは県立あさか開成高校演劇部の舞台。演劇部顧問で高校時代の同級生だった佐藤茂紀教諭(50)から「いろんな手段で福島の苦しみを伝えたい」と漫画制作を依頼された。

NOT YET OVER」は昨年末から描き始めた。自分を含めて大人の意識が変わりつつあると思った。「心が疲れ果て、事故を忘れたがっている。でも、放射能の脅威は残っている。大人が何かをしなければならない。だから、子どもたちが直面した事故直後の様子を伝え、大人の意識を原発事故に向けたいと思った」

福島第一原発から60キロ離れた大塚さんが勤務する小学校の校庭は除染を済ませた。さらに、放射性物質を吸い込まないよう地面に薬剤をまいて土煙を抑える。給食の食材も調理前日と当日に検査する。それでも避難した児童は戻らない。在校生は事故前の700人から100人減った。「私も中学2年の息子がいる。放射能を避けたい気持ちは痛いほど分かる」

原発と学校を題材にした15分程度のアニメの制作も進めている。来春には、地元テレビ局で放映する予定だ。

学校で校内の指導方針を調整する教務主任を務めるようになったが、大塚さんは「描くべきことは描く。子どもたちを守るために必要だから」と3作目の漫画を来年中に描くつもりでいる。


Photo

20131027日 東京新聞 こちら特報部:ニュースの追跡より 

 

 

 

 

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