« 気になるニュース 270 | トップページ | 気になるニュース 272 »

2013年10月22日 (火)

気になるニュース 271

 

外洋に向けて勢いよく流れちゃったんだ・・・
引用書き起こし開始。

---------------------------------------------------------------------------


*福島汚染雨水流出 東電対応 あふれる疑問


東京電力福島第一原発の地上タンク群周辺に設けた漏水防止のための堰(せき)から、放射性物質で汚れた雨水が流出した。原因を突き詰めると、「降雨予想」の甘さや、先週の台風でたまった雨水を堰から抜くのを怠るなど、いくつかの問題点が浮かぶ。起こるべくして起きたといってもいい今回のトラブルで、現場の士気のさらなる低下が懸念される。(山川剛史、清水祐樹、片山夏子)


◆天候急変

「われわれの雨想定が甘すぎた」。東電の担当者は今になって後悔の念を語る。

東電は堰から雨水があふれ出した20日の雨量を3040ミリと想定した。しかし、実際に降った雨は、想定のおよそ3倍の102ミリだった。

福島地方は、大雨になるとの予報はなかったものの、気象庁の担当者は「雨量まで正確に予想するのは難しい。だが、低気圧が通過する以上、雨が心配な地域では備えておくべき状況だった」と話す。

たとえ予報が外れたとしても、昼ごろから首都圏などは大雨に見舞われており、雨雲がやがて北上、福島第一も大雨にさらされると考えても不自然ではない。甘い想定のもと、天候の急変への対応も遅れた。


◆対策不備

驚かされるのは、雨が降り始める前から、高さ30センチのタンク群の堰には、あふれそうなほどの雨水がたまっていたことだ。

東電もまだ小雨程度だった20日午後3時までの時点で、堰から水があふれそうになっているタンク群が8つもあったと認めている。

台風26号の影響で大雨となった16日以来、現地ではまったく雨が降っていない。東電はこの時にたまった雨水を十分に堰から移送しないまま、20日を迎えた。3日間も移送する余裕があったのに、なぜ堰を空にしておかなかったのか。

さらに問題なのは、水漏れがあった可能性を示す高線量のタンクがある区域や、これまで雨水の高い汚染が確認されている区域で、堰の水をあふれさせたことだ。

これらの区域に降った雨は、汚染されて排出できない可能性が極めて高い。にもかかわらず東電は堰内の雨水を放置した。今回、最も濃い放射性ストロンチウムを含む雨水が流出した区域もそうだった。

東電の担当者は「雨水が汚染される可能性が高い堰は、優先的に移送を続けていた。ポンプの能力が足りなかったことに尽きる」と強調するが、原発内に多くある消防車を動員するなど手はいくらでもあったはずだ。


◆士気低下

心配されるのは、ただでさえ疲労で低下している現場の士気が、雨水の影響でさらに下がってしまうことだ。

一夜明けた21日朝、男性作業員は、堰の外側に積まれた土のうまであふれた水が満ちているのを見てがくぜんとした。排水溝では、雨水が土のうを越え、外洋に向けて勢いよく流れていた。

「ポンプの移送も全然間に合っていない。まとまった雨が降るとお手上げ。次の台風も対策は間に合わない」。男性は嘆いた。

作業を急がされているせいか、現場では単純ミスが相次いでいる。そこに大雨対応が追い打ちをかける。

ベテランの男性作業員は「労働時間も長くなり、みんな疲弊している。このままではミスがもっと多くなる」。別の作業員は「雨水対策にしても何にしても、すべて後手後手だ」とため息をついた。

Photo_2

20131022日 東京新聞:核心
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013102202000136.html

 

« 気になるニュース 270 | トップページ | 気になるニュース 272 »

ニュース」カテゴリの記事

無料ブログはココログ