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2013年10月 4日 (金)

気になるニュース 239

 

web記事にないようなので・・・
引用書き起こし開始。

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TPP 強まる秘密主義


[閣僚会合 初日]

【ヌサドゥア(インドネシア・バリ島)=寺岡秀樹】環太平洋連携協定(TPP)の閣僚会合が3日、インドネシア・バリ島で始まった。会合後、甘利明TPP担当相は「(難航する分野について)閣僚で間合いを詰め、年内妥結への道筋をつけたい」と述べたが、具体的な議論の内容は明かさなかった。

この日は全体会合に続き、甘利氏は米通商代表部(USTR)のフロマン代表をはじめニュージーランドやマレーシア、カナダなど7カ国の担当閣僚と2国間で会談した。

甘利氏は米国との会談について「世界第1位と第3位の経済大国が互いの役割を分担していくことは交渉を進める推進力になる」としつつ、協議の内容は「中身は言えない」と説明を避けた。一連の交渉では米国と新興国の主張が衝突する場面が多いが、甘利氏は「(差を埋めるのは)不可能ではない」と話した。

4日も2国間会合と全体会合を繰り返し、政治決着を含めて年内に妥結するための道筋をまとめ、8日の首脳会合に報告する。



[内容伝えず重要局面に]

【ヌサドゥア(インドネシア・バリ島)=吉田道夫】インドネシア・バリ島のヌサドゥアで始まった環太平洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会合。2010年から始まった交渉は、日米や先進国と新興国など多くの摩擦について、閣僚らによる政治的な決着を模索する場になる。しかし秘密主義の色合いはさらに強まっており、国民に交渉経過が伝わらないまま重要な局面を迎えている。


■握手

握手はしなかった。日米の2国間協議に臨んだ甘利(あまり)明TPP担当相と米通商代表部(USTR)のフロマン代表。互いに笑みは浮かべつつ、報道陣が撮影のため握手するよう頼んでも応じなかった。続くニュージーランドのグローサー貿易相らとの会談で、甘利氏から握手を求めたのとは対照的だった。

日米の閣僚会合に同席したUSTRのカトラー次席代表代行は1日までTPPと並行した2国間協議のため日本の外務省を訪れ、軽自動車の軽減税率など日本独自の制度が米国車の進出を阻む「非関税障壁」だとして撤廃を求めたばかり。守勢に回る日本との溝は埋まっていない。

日本は米国の自動車関税を長期にわたって認めたり、かんぽ生命保険とアメリカンファミリー生命保険(アフラック)の業務提携など譲歩を続けてきたが、米国側は「力強い結果を求めている」(カトラー氏)と攻め手を緩める気配はない。この日の閣僚会合でも、農産品の関税撤廃なども含めて米側の要求が続いたとみられる。


■追従

それでも日本は、米国に配慮する。対米関係を重視するほか、マレーシアやベトナムなど新興国に対し、政府系企業が握っている市場を開放させる思惑で一致しているからだ。

米国は自国の経済成長のエネルギーにするため政府系企業の活動制限などを主張。日本も同調してきた。

これに対し、新興国は強硬に反発。背景には「新興国にとって政府系企業は経済成長を引っ張ってきた存在だけに、日本の農産品以上に譲りたくない分野」(交渉関係筋)との事情がある。


■疑心

溝を埋めるため、閣僚らは今回の会合で政治決着を含めて解決の道筋を探る。国民生活を左右する交渉が一気に動く可能性があるが、各国で守秘義務契約を結んで情報を漏らさないTPP交渉は、さらに秘密主義の色合いを強めている。

閣僚会合を主催する米国は、会合初日は報道陣に冒頭撮影すら許さなかった。会合を終えた甘利氏も日米協議や各国との協議の進展状況について「内容は言えない」の一点張り。いっさい明かさなかった。

法政大学経済学部の竹田茂夫教授(経済理論)は「途中経過が知られることで交渉が失敗することを恐れているのだろうが、TPPは度を越した秘密主義に陥っており、だれのために議論しているのか分からず疑心暗鬼になってしまう」と批判している。


Tpp

2013104日 東京新聞 6面より


 

 

 

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