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2013年10月 1日 (火)

気になるニュース 234

 

俺のポテロング・・・ ちなみに青いバラはこれ
引用書き起こし開始。 

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*遺伝子組み換え作物 TPPで安全性損ねるな/山口哲人


環太平洋連携協定(TPP)に日本が交渉参加したことで、遺伝子組み換え(GM)作物に対する不安が高まっている。一方で、GM作物は食用油や甘味料に形を変えて日本の食卓に浸透し、必要不可欠なものになっている現実もある。


まずGM作物の歩みを振り返りたい。米国に本社を置くGM種子大手の日本法人によると、世界では1996年に商業栽培が本格化した。栽培面積は右肩上がりで、2012には約17000万ヘクタールで栽培されるようになった。日本の国土の4倍以上で、全世界の農地の1割に相当する。アジアやアフリカでの食糧需要の増加などで、今後も拡大の一途をたどる見込みだ。

世界最大のGM大国は米国で、トウモロコシ、大豆、菜種、砂糖の原料になるテンサイの90%以上をGM作物が占める。一方、日本では、観賞用に開発された「青いバラ」以外、GM作物は一切商業栽培されていない。

日米でなぜこのような差が生じるのか。昔も今も農家を悩ませるのは雑草と害虫で、GM作物は除草剤や害虫、干ばつに耐性を持つよう、遺伝子を人工的に組み替えて開発された。本来自然界には存在し得ない作物であることから、倫理的に日本の消費者には受け入れられづらい。

GM種子大手の広報担当者は「安全性の審査が終了しているGM食品による健康被害は、全世界でこれまで1件も確認されていない」と話す。それでもGM作物に抵抗感を持つ消費者は少なくない。

対する米国では、除草や害虫駆除の労力が省けるGM作物の生産性の高さにより爆発的に普及。近年では農家に奨励金を払わないと非GMを栽培しない状況だ。

米国産のGM作物は実は、食料自給率約40%の日本にも大量に流入している。トウモロコシは家畜の飼料用として、大豆は食用油、その搾りかすは家畜に与えられ肉や牛乳、鶏卵となって間接的に人の口に入る。菜種は菜種油になるほか、清涼飲料水に使われる甘味料でさえもトウモロコシから抽出されている。

好むと好まざるとに関わらず、日本に広く浸透しているGM作物だが、納豆や豆腐などと異なり、菜種油のようなタンパク質を含まないGM加工食品は「遺伝子組み換え」の表示義務がなく、消費者はGM作物が原料かどうか知る術(すべ)はない。

付言するならば、これらは食品安全委員会など日本の政府機関がリスク評価などを幾重にも行い、数年かけて安全性を確認したものだけが流通している。TPP交渉や、同時に進められる日米並行協議では、今のところGM食品の表示義務は議論されていないとされるが、消費者の不安が強いだけに安易な対米追従は許されない。(経済部)


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2013101日 東京新聞:記者の眼(11面)


 

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