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2013年7月13日 (土)

気になるニュース 144

 

どういう日本を取り戻すんだろう・・・
引用書き起こし開始。

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*「自民改憲草案」05年版と12年版を比較 タカ派色より濃く

「自主憲法の制定」を党是とする自民党は参院選で党独自の改憲草案を掲げる。しかし、草案は昨年、民主党に政権を奪われていた野党時代につくったもので、実現可能性よりも、支持層を意識し、タカ派色が強い。他の改憲政党からも「これでは幅広い支持を得るのは難しい」との声が広がり、自民党内で見直し論が浮上する。同党が2005年につくったもう一つの改憲草案と比較しながら、問題点を検証した。(岩田仲弘、岩崎健太朗)


■自民党の新憲法草案(05年)と改憲草案(12年)の主な相違点
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■大幅

自民党は政党の中で唯一、条文形式の改憲草案を持つ。現在の草案は昨年4月につくられたものだが、小泉政権時代の0511月も改憲草案を発表している。二つの草案を比べると、現在の草案の特徴が浮かび上がる。

自民党が最もこだわる9条改憲について、05年の改憲案では「自衛軍を保持する」となっていたが、現在の草案では「国防軍を保持する」とした。

国防軍も自衛軍も自衛隊を「軍」と位置づけることに変わりはない。しかし、自衛軍が現在の自衛隊を軍隊として追認するイメージなのに対し、国防軍は自衛隊を「普通の軍隊」に変え、専守防衛などの防衛政策の転換につながることを連想させ、「自衛軍」より軍事色が強い。

また、現在の改憲草案では家族を社会的な単位とし、助け合い義務を規定した。05年の草案にはなかったものだ。自民党を支持する保守層が抱く伝統的な価値観を強く意識した。

さらに、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」と定めた97条を削除。基本的人権の尊重を明記した11条と重なっているからだと説明するが、97条は憲法の根幹をなすもので、多くの野党が「(安倍晋三首相は)日本をどういう社会にしようとしているのか」などと批判している。

この延長線として、基本的人権の一つである表現の自由について「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動」などは認めないという規制を設けたり、国民の義務規定を増やした。


■怖さ

なぜ改憲草案は変質したのか。

現在の改憲草案をつくっていた当時、自民党は09年の衆院選で民主党に敗れ、野党だった。「自民党らしさ」を前面に出すことで、離れていった保守的な支持層を取り戻し、党勢を回復することを最優先に考えていた。

最初の改憲草案をつくった05年当時、自民党の参院議員で、中心的な役割を果たした新党改革の舛添要一代表は「国防軍と書いたら3分の2を取れないが、自衛軍なら公明党を含めて取れる。一日も早く改憲を実現するために知恵を働かせた」と振り返る。

つまり、05年案は政権与党として改憲の実現性を考え、国民に改憲を発議するために必要な衆参両院での3分の2の賛成を得ることに配慮したが、野党時代につくった現在の草案には「実現性」という発想は乏しい。

昨年の衆院選で改憲を目指す自民、みんな、日本維新の会の3党で衆院の3分の2を握り、もし今回の参院選で3分の2を得れば、発議が可能になる。こうしたときに、国民の幅広い理解を得にくい改憲草案を掲げるという皮肉な結果をもたらした。

現在の草案に対し、みんなの党の渡辺喜美代表は「国民の義務を強調するところに国家主義的なDNAを感じる」と指摘。維新の橋下徹共同代表も「公権力を前面に出し過ぎて怖い」と批判する。

このため、首相は「自民党の案で、ここを修正すればいいというなら考えていきたい」と草案の修正に言及。礒崎陽輔・党憲法改正推進本部事務局次長も「草案はあくまで党の目標で、一字一句これでなければだめという考えはない」と強調する。


2013713日 東京新聞:核心
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013071302000127.html


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