« 気になるニュース 139 | トップページ | 気になるニュース 141 »

2013年7月11日 (木)

気になるニュース 140

日本は最低賃金が低いのか・・・知らなかった・・・
引用書き起こし開始。 

------------------------------------------------------------------------


*参院選公約から消えた ブラック企業対策  自民 本気なの? 


若い社員を使いつぶす「ブラック企業」問題への取り組みとして、自民党が4月に発表した対策が、参院選の公約から抜け落ちていることが話題となっている。「公約に反映させる」としていた問題企業名の公表といった具体策の記述が消えているのだ。自民党のブラック企業対策の本気度を疑問視する声も出始めている。(出田阿生) 

「若者の『使い捨て』が疑われる企業等への対応策の強化」─。自民党の雇用問題調査会がまとめた若者などの就業に関する提言には、こう明記されていた。そして具体策として、相談窓口の開設や、問題企業への就職抑制の検討、重大・悪質な法違反がある場合の司法処分と企業名公表が列挙されていた。

ところが、公約には記述がない。自民党の政策集に、わずかに「正社員として就職した若年者の早期離職の発生防止や若者の『使い捨て』が疑われる企業への対応策を強化する」とあるだけだ。 

ジャーナリストの横田一氏は公約から具体策が消えた理由について、参院選比例代表候補となった飲食店チェーン「ワタミ」前会長の渡辺美樹氏の存在があるのではないかと推測する。 

渡辺氏をめぐっては、ワタミグループ元社員で2008年に過労自殺した森美菜さん=当時(26)=の両親が先月、党本部に渡辺氏の公認取り消しを求めた。森さんは月に140時間以上の残業をさせられており、昨年2月に労災認定された。 

ワタミ広報は「労災認定は重く受け止める。ご遺族と調停継続中のためコメントいたしかねる」とするが、両親は要請書で「渡辺氏や会社は責任を認めず、遺族に向き合わない。候補にふさわしくない」と訴えた。 

横田氏は「公約などに具体策を明記してブラック企業問題を選挙の争点にすると、渡辺氏の公認が問題視されるため削ったのでは」と話す。 

党の広報担当は「公約や政策集は、字数が限られているため載せていないだけで、意図的に削ったわけではない。提言は党の方針として承認されている」と説明する。 

英語で「仲間」を意味し、若者の労働相談に乗るのがNPO法人「POSSE(ポッセ)」(東京)だ。今野晴貴代表は「新卒を正社員として採用し、低賃金や長時間労働などで大量に使いつぶすというブラック企業の定義は各党とも認識し始めている」と評価しつつ、「自民党がブラック企業の議論を活性化させながら、後退させたのは残念だ」と続ける。 

問題企業名の公表は公明・共産・社民が公約に掲げるが、実現には課題が多いとみる。労働時間の上限規制がなく、最低賃金が低い日本では、長時間・低賃金労働が違法とされない場合があるので、ブラック企業の定義が曖昧となっている。 

その上、過労死や過労うつの実態を隠し、違法解雇を「自己都合退職」と装ってブラック認定を逃れた企業に、逆にお墨付きを与えかねない。今野氏は「まずは労働基準法違反や過労死の労災認定を受けた企業を公表するのが先だ」と話す。 

さらに、労働基準監督署や労政事務所の人員が削減で不足していることを指摘し、こう訴える。「ブラック企業を取り締まるには人員をきちんと確保し、長時間労働の規制なども必要だ。このままでは正社員が増えても、使いつぶされる状況は変わらない」


130711_052301_2


2013711日 東京新聞朝刊 こちら特報部:ニュースの追跡より 

« 気になるニュース 139 | トップページ | 気になるニュース 141 »

ニュース」カテゴリの記事

無料ブログはココログ