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2013年7月 2日 (火)

気になるニュース 126

 

続編もおもしろそう。
引用書き起こし開始。 

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*図書館が自主規制? 映画「選挙」上映でトラブル 


参院選が近づく中、日本のどぶ板選挙を描いたドキュメンタリー映画「選挙」(想田和弘監督)が2日、東京都の千代田区立日比谷図書文化館で上映される。海外の映画祭でも高く評価された作品だが、図書文化館側がいったん上映中止を通告、監督側の抗議で撤回された。自粛騒動はなぜ起きたのか。(中山洋子、文化部・森本智之) 


◆「根拠なきタブー感まん延」 

「チラシも配布して告知したのに、直前になって一方的に中止を告げられた。しかも中止の理由が不可解だった」 

想田監督が怒りをにじませながら振り返る。 

「選挙」は2007年公開された。0510月の川崎市議補選で、自民党公認で出馬した山内和彦さんに密着。地元に縁もない“落下傘候補”が、カーネル・サンダース人形にまでおじぎするという、どぶ板選挙の舞台裏を記録した作品だ。 

続編「選挙2」の今月の公開に合わせ、5月ごろ、同館での上映会とトークショーが企画された。同館を運営する指定管理会社と映画配給会社「東風」が共催することで合意、チラシも図書館側が制作し、配布した。 

ところが先月下旬、突然、指定管理会社から中止が告げられた。同監督は先月26日、指定管理会社側と面会して、理由をただした。管理会社側は「参院選前にセンシティブな内容の映画を上映することに、千代田区側が懸念している」と説明したという。 

同監督は「特定政党を応援する内容ではなく、違法でもない。一方的に中止を通告するのは失礼な話だ」と抗議。これを受け、管理会社側は「中止ではなく、参院選後に延期してもらえないか」と提案したという。 

監督側は「選挙後では意味がない」と、この提案を一蹴。最終的に、共催ではなく配給会社単独の主催で開催することになり、チラシも配給会社の負担で刷り直した。 

今回のトラブルについて、千代田区の図書・文化資源課の担当者は「区側から映画の内容を懸念したり、中止しろとは一切言っていない」と強調する。「チラシで共催の事実を初めて知り、指定管理会社に問い合わせたにすぎない。区の主催と同一視されるため、通常は報告を受けるケースだが、今回はなかった」 

ただ、「もしも共催事業にすると、この時期だけに、選挙を題材にした作品の上映は中身を精査した上で決める必要がある」と付け加えた。 

指定管理会社の「自己規制」がトラブルの理由にも見えるが、財団法人「後藤・安田記念東京都市研究所」の新藤宗幸氏は「指定管理者は契約を維持するため、行政側の機嫌に敏感だ。この構図はあまり議論されてこなかったが、行政の委託というあいまいな存在が、思想や集会の自由を規制してしまうリスクは無視できない」と指摘する。 

想田監督も「区はこの問題と無関係というが、示唆もなかったのか。実際には、責任回避の装置として指定管理会社制度を利用しているのではないか」と疑問視する。 

「強い立場の何かをおもんぱかることにより、責任の所在があいまいなまま、簡単に表現の自由が規制されようとしている。触らぬ神にたたりなしとばかりに、根拠のない『タブー感』が社会にまん延している。問題の本質は根深い」

Tsnt



201372日 東京新聞朝刊 こちら特報部:ニュースの追跡 

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