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2013年6月 6日 (木)

気になるニュース 87

 

国はそこまでひどいことはしないんじゃ?と思っていた311前の俺・・・
引用書き起こし開始。 

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*検証・自民党改憲草案 ──その先に見えるもの 2 


[現行憲法]  
13 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公
共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。 
………………………………………………………………………………………………………………………
19 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。 
………………………………………………………………………………………………………………………
第21 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 


[自民党草案] 
13 全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及
び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。 
………………………………………………………………………………………………………………………
19 思想及び良心の自由は、保障する。

19条の2 何人も、個人に関する情報を不当に取得し、保有し、又は利用してはならない。 
………………………………………………………………………………………………………………………
21 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。

2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結
をすることは、認められない。
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【護憲派弁護士 伊藤真氏の懸念:脱原発デモ阻止可能】 
毎週金曜夕方に首相官邸前で行われている脱原発デモを警察官が阻止する可能性がある。政府が停止中の原発を再稼働し、原発新設を推進する方針を決めた場合、それに反対する行動は「公の秩序を害する」とみなされる恐れがあるためだ。もし朝鮮半島で戦争が起きたら、午前零時以降のカラオケ店の営業や路上での弾き語りが取り締まりの対象になるかもしれない。インターネットでの意見発信も、常に政府から監視される可能性がある。

【改憲案を作った起草委員 片山さつき参院議員の説明:取り締まる意図ない】 
「公益及び公の秩序」と表現しているのは「公共の福祉」という言葉が抽象的で、人権相互の調整に限って制約しうると読めるからだ。これは古い解釈で、必要かつ合理的な範囲で一定の自由の制限を認めてきた最高裁判決と合わなくなってきている。公の秩序に反国家的行動を取り締まる意図はなく、政府方針と異なるという理由でデモを規制するなんてありえない。抵抗感があるなら「平穏な社会生活」と言い換えてもよいくらいだ。



◆個人の権利より国家 

今の憲法では、法の下の平等や思想・良心の自由など人権が広く認められている。そのよりどころになっているのが「幸福追求権」を定めた13条だ。 

そこには、国民の自由や権利が制約されるのは「公共の福祉」に反する場合に限ると記されている。ある人が自らの人権を主張することにより、他人に迷惑をかけない限り、個人の人権は原則として制限されないという意味だ。 

例えば、自分の家だからといって、四六時中、窓を開けて大音量で音楽を聴いたり、周りが平屋なのに10階建てのビルを勝手に建てたりしたら、近所の人の権利は侵害される。こうした場合は「公共の福祉」に反するとして、一定の制約を受けることもある。 

自民党の改憲草案は、この「公共の福祉」 を 「公益及び公の秩序」と置き換えた。 

自民党は国民向けの説明用冊子で、言葉を変えた理由について「(公共の福祉という言葉の)意味が分かりにくい」と説明。一方で「基本的人権の制約は、人権相互の衝突の場合に限られるものではないことを明らかにした」と認めている。 

「公益」 「公の秩序」は国家、つまり政府が定める政策やルールと解釈できる。表現の変更により、政府の方針が人権より優先されることもあり得ることになる。 

自民党は21条で表現の自由に関して「公益及び公の秩序を害する」ことを目的とした活動は認められないと明示する。日本も批准する多国間条約「国際人権規約」 が 「公の秩序の保護」を理由に表現の自由に制限を課していることを参考にしているが、憲法に明記されれば新たな規制を生み出すことも考えられる。 

特に、国家が外交・安全保障上の危機にさらされている場合は、政府が「公の秩序」の維持を理由に、集会や結社、言論などの表現活動を違憲とみなし、規制の対象にすることが懸念される

個人情報についても「不当に取得し、保有し、利用してはならない」という新たな条文を加えた。守秘義務のある公務員から役所の不祥事などを取材する際、支障が出る恐れもある。(上野実輝彦) 


201366日 東京新聞朝刊より


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