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2013年6月 4日 (火)

気になるニュース 80

 

『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』(岩波書店)とあわせて気になる1冊。
引用書き起こし開始。 

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*チェルノブイリ被害今も ベラルーシ政府報告書を邦訳 


1986年のチェルノブイリ原発事故で大きな被害を受けたベラルーシの政府報告書が初めて邦訳された。監修したNPO法人日本ベラルーシ友好協会(秋田市)の佐々木正光事務局長(63)は「日本はチェルノブイリ事故からもっと真摯(しんし)に学ぶべきだ」と話す。(中山洋子)


チェルノブイリ原発があるのは、隣接する旧ソ連のウクライナだったが、ベラルーシは国土の約23%が高濃度に汚染され最大の被害国となった。ベラルーシ政府の報告書は、事故から25年目の節目にあたる20111月にまとめられた。汚染の実態や健康被害、経済的な損失などを最新のデータとともに詳しく紹介している。

例えば、950万人以上を対象とした甲状腺被ばくの調査では、甲状腺がんの発症率が成人で6倍以上に増加していた。子どもは事故の10年後がピークで、事故のあった86年の39倍に増えていた。

被ばく低減のための国の施策も詳述。汚染地域には10年時点で114万人が住むが、健康診断や医療費は無料。国内の非汚染地域に整備された療養施設では、今も年間約6万人の子どもたちを受け入れている。

佐々木氏は報告書について「25年を経ても、いまだに分からないことが多いことが分かる」と話す。「かつてチェルノブイリ事故は、旧ソ連の安全体制が不備だったから起きたかのように言われたことがあった。その慢心が福島事故後も続いていないか。日本が学ぶことは多いはずだ」

「チェルノブイリ原発事故 ベラルーシ政府報告書」(産学社)は189ページ、2500円(税別)。6日午後6時から東京・丸の内で、駐日大使らによる刊行記念シンポジウムもある。要予約。問い合わせは産学社=電0362729313=へ。


201364日 東京新聞朝刊 こちら特報部:話題の発掘より



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