« 気になるニュース 122 | トップページ | 気になるニュース 124 »

2013年6月30日 (日)

気になるニュース 123

 

良識・・・
引用書き起こし開始。

------------------------------------------------------------------------


*引退する3議員に聞く 「良識の府」あるべき姿


721日投開票の参院選を前に、本紙は連載「参議院考」の中で、参院が求められる「良識」や、与党が少数の「ねじれ」状態が生んだ功罪を掘り下げた。それを受け、今期で引退する民主、自民、公明3党の重鎮議員に、参院のあるべき姿、良識とは何かを聞いた。(「参議院考」取材班)


◆衆院の行き過ぎ止める  自民・谷川秀善氏

国会が衆参の二院制である限り、ねじれは起こる。宿命だ。だから、どううまく運用し乗り越えるかが、時の政権の仕事だ。

そりゃ、自民党も民主党も、政権にいる方は、ねじれを解消したいと思う。「決められる政治」ができないと盛んに言われる。

だが、民主主義というのはそもそも「決められない政治」だ。みんなの意見を聞くのが民主主義。与党が多数を取ったら何事もバンバン決めていっていいのか。私は考えものだと思う。

参院は「良識の府」だから、何でも衆院の思う通りにはいかないよ、というところが自民党にはある。

同じ党でも、参院が衆院にもの申す習慣があって、割に抑制が利いていた。しかし民主党政権の3年半を見ていたら、そんな抑制があったとは感じない。

ある時期、参院の被選挙権を「40歳か50歳に」と言ったことがある。参院の特異性を発揮するなら、社会で一定の経験を積んだ人。参院は衆院の行き過ぎを止める役目があるから、年を取ってからやるのがいいと。

若けりゃいいというものではない。若い人で政治に携わりたいなら、衆院に行ったらいい。

[たにがわ・しゅうぜん]
兵庫県尼崎市出身。大阪大法学部卒。大阪府副知事などを経て1995年の参院選大阪選挙区で初当選。外務副大臣、自民党参院幹事長などを歴任。3期。79歳。


◆チェックが効く「ねじれ」  民主・平田健二氏

参院は野党が多い方が、チェック機能が効く。確かに面倒なことはあるが、政権与党の思い通りにはならないから、法案の修正などをキチッとしなきゃいけないということにつながる。

先の通常国会でも、提出法案の80%以上は成立した。各党にはそれぞれ主義主張はあっても、国民の生活に直結した法案はしっかり通す。ねじれているからといって、国民が思っている以上に法案は成立している。

ねじれが党利党略になることもある。民主党政権では問責決議で次から次に閣僚の首がすげ替えられた。私も野党の国対委員長や幹事長の時は閣僚の首を取りにいった。そういう事態は良くない。

参院のあり方は歴代議長のもとでずっと協議してきた。押しボタン式の採決や行政監視機能を高めることは実現した。参院の調査会でODA(政府開発援助)の実態を調べ、ドメスティックバイオレンス(DV)防止の法制化にも取り組んだ。

参院は衆院と同じではない。ここらで思い切って衆参の機能、選挙制度のあり方を一体で考えるべきだ。第三者から提言を受けても、なかなか動かない。法律を作るのは国会だ。

[ひらた・けんじ]
大分市出身。連合岐阜会長代行などを経て1995年の参院選岐阜選挙区で初当選。民主党参院幹事長などを務めた後、201111月から参院議長。3期。69歳。


◆改憲論議こそ真価発揮  公明・草川昭三氏

1989年の参院選の後、海部内閣が発足する時の首相指名で、参院は(社会党の)土井たか子さんを選んだ。それがねじれの始まりだ。自民党が圧倒的多数を占めて独裁的運営が続き(リクルート事件など)スキャンダルが連続して出た時だったから、ねじれは大歓迎すべきことだった。

98年の金融国会では、日本発の世界金融恐慌が(与野党の歩み寄りで)回避された。野党だった公明党も自信がついた。そして連立政権参加につながっていく。ねじれを悪いことに使おうとしなかった。うまく使えば、権力政党のけん制になるし、権力政党も注意する。

ところが、参院で閣僚の問責決議が可決されたり、日銀総裁人事をたなざらしにするようなことになってきた。これはおかしい。結局、その方が選挙に勝てると思ったのだろう。

改憲の議論こそ参院の良識が発揮される。6年間は身分が安泰だから、単なる入り口論の(改憲発議要件の)3分の2をどうするかだけではなく、どこを直すかは落ち着いた議論をしないと、なかなかうまくいかない。

[くさかわ・しょうぞう]
名古屋市出身。名古屋市立第一工業学校(現名古屋市立工芸高校)卒。衆院議員(8期)を経て2001年の参院選比例代表で初当選。現在は党副代表。2期。84歳。


2013630日 東京新聞:核心
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013063002000147.html


« 気になるニュース 122 | トップページ | 気になるニュース 124 »

ニュース」カテゴリの記事

無料ブログはココログ