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2013年5月25日 (土)

気になるニュース 63

 

子ども・被災者支援法ってどうなってるんだ・・・
引用書き起こし開始。 

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*福島の子、「上関」反対の祝島へ 


福島県の子どもたちがこの夏、山口県上関町の祝島で合宿をする。瀬戸内海に浮かぶ祝島は対岸に中国電力・上関原発の建設予定地を抱え、住民の多数が建設反対を訴えている。「原発事故の惨禍に見舞われた福島と、反原発を訴える祝島が結ばれる契機に」。そんな関係者たちの思いが、この計画には込められている。(林啓太) 


◆「久々の自 然楽しんで」 

「祝島の豊かな自然の中で、こもりがちな福島の子どもたちに思い切り遊んでもらいたい」 

合宿を企画した「福島から祝島へ~こども保養プロジェクトの会」代表で、上関原発の建設反対運動を取材してきたフォトジャーナリストの那須圭子さん(52)=山口県光市=はそう話す。 

祝島は周囲約12.7キロ、人口約460人。大半が森林に覆われた漁業と農業の島だ。約4キロ東側の本州に、上関原発の建設計画地がある。 

合宿は福島県内に住む小学36年生が対象。81日から10日間の日程で、民宿に滞在する。福島と祝島の子ども同士の交流、磯遊びや棚田へのピクニックなどが予定されている。 

那須さんに合宿を提案したのは、福島県飯舘村から避難し、同県伊達市の仮設住宅に住む安斎徹さん(66)。安斎さんは農業や林業を営んできたが、原発事故で生業を失った。事故後は村民の集団移住を訴え、各地で講演活動などをしている。 

福島県内では、放射能汚染の影響で、子どもたちの屋外活動は制限されがちだ。避難の権利を認めた「子ども・被災者支援法」も事実上、たなざらしの状態が続く。 

那須さんが安斎さんと出会ったのは昨年3月。飯舘村の汚染調査を取材した際、案内役の安斎さんと知り合った。その後、那須さんの誘いで昨年暮れ、今度は安斎さんが祝島を初めて訪れた。 

安斎さんは「山の中腹に立つと、棚田の向こうに雲一つない青空と穏やかな海。牧場では豚が土の上でのんびり寝そべっていた」と振り返る。約30年間続く原発建設反対運動は知っていたが、「その祝島が、あんなに風光明媚(めいび)な所だとは知らなかった」と語る。 

その感動に加え、「放射線の影響は大人でも不安。まして成長期の子どもたちの低線量被ばくを少しでも軽くしたい」と考え、那須さんに子どもたちを対象にした合宿の計画を持ち掛けた。 

那須さんも「上関原発の建設計画に向き合った祝島が、原発の惨禍に苦しむ福島の人々とつながる良い機会になる」と思い、快諾した。 

この計画に対して、周辺では協力の輪も広がった。那須さんが自身のフェイスブックでカンパを募ると、1カ月余りで50人ほどの人たちから約100万円が集まった。子どもたちの宿泊費と交通費は無料になった。すでに5人の子どもたちの参加が決まっている。 

那須さんは「集まったカンパを大事に使い、子どもたちの親に経済的な負担をかけないようにしたい。成功したら、その後も定期的に続けていきたい」と期待する。 

安斎さんは「子どもたちは久しぶりに草の上に寝ころべるとか、水遊びができると楽しみにしている。何げない自然の大切さを一番知っているのは、福島の子どもたちかもしれない」と話した。 


2013525日 東京新聞朝刊 こちら特報部:ニュースの追跡より





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