« 眠いけど | トップページ | 気になるニュース 49 »

2013年5月16日 (木)

気になるニュース 48

 

意図が見えない・・・
引用書き起こし開始。

-----------------------------------------------------------


*橋下氏、慰安婦発言のウラ 維新低迷に焦り? 大阪でも陰り


日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が、戦時中の旧日本軍慰安婦を「必要だった」と発言したことに批判が広がっている。橋下氏は、15日も持論を展開し、撤回しない構えだ。最近の日本維新の会は、昨年の衆院選時のような勢いを失っているようにも見える。橋下氏が強気の発言を続けるウラには何があるのか。(林啓太、小坂井文彦)


◆政党支持率は民主を下回る

「欧米諸国が自由恋愛の名の下に、(兵隊の性処理に)現地の女性を使っていたのは事実だ。日本だけを不当に侮辱している」

橋下氏は15日も、「(慰安婦を)容認はしていない」としながらも、「当時は必要だった」という自説を曲げなかった。

日本維新の会の党勢は低迷している。共同通信が4月下旬に実施した世論調査の政党支持率では、自民党が断トツの44.1%。日本維新の会は5.5%で、民主党の5.8%を下回り、前回衆院選後では初めて民主に逆転を許した。

兵庫県伊丹、宝塚の両市長選は、維新の候補が無所属の現職にいずれも惨敗した。

橋下氏は党勢回復に躍起だ。11日には、「日本維新が国民の支持を得る力がなくなってきているのは確かだ。有権者からそっぽを向かれ、このままでは年内に維新の会が消滅することも考えられる」と述べ、党員らにハッパを掛けた。

改憲などで政策が似ている同じ自民党の支持率が高いことに、「このままでは、補完勢力として埋没してしまう」と危機感を募らせている。自民党との差別化を図り、独自色を強めようとしているような発言も目立ち始めた。

自民党の憲法改正草案について、「公権力を前面に出し過ぎており怖い。僕らの世代以降には共感は得られないと感じる」と批判。政府が428日に開催した「主権回復の日」の式典についても、「(本土復帰が遅れた)沖縄に対する配慮が全く感じられなかった」と指摘した。

下地幹郎元郵政民営化担当相が代表を務める沖縄の政治団体「そうぞう」とは、大阪維新の会を通じて政策協定を結んだ。米軍普天間飛行場の辺野古移設推進などで共闘し、参院選では沖縄選挙区に合同の候補者擁立を目指す。

だが、橋下氏の一連の慰安婦をめぐる発言には、党内でも戸惑いが広がっている。

国会議員の松野頼久幹事長は、橋下氏の発言を「党の決定事項ではない」と釈明。小沢鋭仁国対委員長も「橋下共同代表の個人的な発言。きちんと真意を確認して、どこかでストップさせる」と突き放した。

「建前でなく本音で解決するために言ったと思う」(松井一郎大阪府知事)などと擁護する声もあるが、橋下氏と国会議員団の不協和音があらためてあらわになった。

本拠地・大阪でも勢いに陰りが見える。「もう賞味期限切れでは」という声も聞かれる。橋下氏の政策がなかなか通らなくなったのだ。

市政改革の柱として掲げた地下鉄とバスの市営交通の民営化は暗礁に乗り上げている。地下鉄は黒字だが、赤字のバス路線は民営化で削減されてしまうと市民の反発が強い。地下鉄民営化の条例案は2月・3月議会に提案したものの、議会の反対で継続審議になり、市の関与を大幅に残した名ばかりの民営化となる修正案提出を強いられた。

二重行政の解消を目指し、水道事業を市以外の大阪府内の全自治体でつくる広域水道企業団と統合する条例案も提案しているが、否決されそうだ。水道料金などで「市民にメリットはない」と市議らは言う。

いずれの政策もネックは、市議会で維新(30議席)に次ぐ第2会派の公明党(19議席)の動向だ。これまで、橋下氏に協力的だった公明だが、昨年の衆院選で自民党が大勝すると、距離を置くようになった。

橋下氏の最大の公約、「大阪都構想」でも、公明が足を引っ張る。都になった場合の特別区の人口区割り案について、公明市議は4月の法定協議会で突然、独自の案を提出して混迷している。大阪都構想には、元府職員で、橋下氏の支援で当選した堺市の竹山修身市長も反対を表明。今秋の市長選と同時に、都構想の是非を問う住民投票を実施する方針を示している。

在阪テレビ局の記者は「昨年の衆院選以降、維新の会を取り上げることが減っている。橋下氏の絶頂期よりも人気は下がった」と話す。

一連の慰安婦をめぐる発言は、党勢回復を狙ったものなのか。

◆落としどころ 今回見えない

橋下氏の政治活動に詳しいジャーナリスト吉富有治氏は「支持基盤の一つ、おばちゃん層は冷めてしまうだろう」とみる。「橋下さんはこれまで戦略的に発言してきたが、今回は落としどころが見えない。党を取り巻く環境の厳しさが影響しているのかも」と話す。

政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「参院選を前に、保守層受けを狙い党勢拡大のために発言したという見方もあるが、橋下氏は政党人として行動していない。持論を語っただけではないか」とみる。「本音を言う政治家をほめる風潮があるが、今回の慰安婦発言は米中韓全てを敵に回し、国益に反していることは批判されるべきだ」と話した。

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「保守色を際だたせるためにわざとしゃべったのか、それとも話の弾みでつい口が滑ったのか。理由はよく分からない」と首をひねる。「大阪の有権者は判官びいきなところがあり、橋下さんがマスコミにたたかれるほど応援する傾向があったが、今回の発言は、女性層の理解を得ることはできないだろう。党勢の回復に結びつくことはない」と話した。

「『かみさんに言われたから謝ります』とでも言い訳をして幕引きを図るかもしれないが、もし軌道修正したら、今度は支持していた保守層から姿勢がぶれたとみられてしまう。維新の孤立は避けられない」


[橋下共同代表の最近の発言]
51
(主権回復の日の式典は)どうせ開くならば、(本土に復帰した)515日だ。その日に全国民を挙げて祝ったり、胸に刻んだりすべきだ

7
(参院選出馬について)兼職できるのなら挑戦もあり得るが、市長を辞職することはできない

9
護憲派ほどうさんくさいものはない。今の憲法が絶対的に正しいと思っている

11
日本維新が国民の支持を得る力がなくなってきているのは確かだ。有権者からそっぽを向かれ、このままなら年内に維新の会が消滅することもあり得る

12
(自民党の改憲草案は)公権力を前面に出しすぎて怖い。僕らの世代以降には共感を得られないと感じる。

13
(慰安婦制度は)軍を維持し、規律を保つために、当時は必要だった。風俗業は必要だ。だから、米軍普天間飛行場で司令官に「もっと風俗業を活用してほしい」と言った

14
(慰安婦について)僕も今は容認していない。ただ、当時の戦時下で、日本だけが特殊だったのかを指摘した

15
(元慰安婦には)法的賠償は難しいが、きちんとした配慮が必要だ。傷つけているとは思っていない


[デスクメモ] 

橋下氏のはっきりとした物言いに、多くのファンがいたのは事実だ。だが、今度ばかりは、言葉の奥にあるべき、弱者や女性に対する思いやりの心が決定的に欠けていた。いくら、釈明してもこのことは消えない。それでも、謝るべきところは、早く謝った方が潔くてかっこいいですよ。橋下さん。(国)


2013516日 東京新聞 こちら特報部
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013051602000148.html


« 眠いけど | トップページ | 気になるニュース 49 »

ニュース」カテゴリの記事

無料ブログはココログ